臥龍山 1223m (6) ワカン+スノーシュー
2008年3月1日


八幡原から眺める臥龍山
双耳峰の左のピークが山頂

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:40駐車場所…9:50ウマゴヤ谷コース登山口9:55…10:15衣服調節10:20…10:50休憩11:00…11:30菅原林道(雪霊水)…11:50臥龍山山頂12:00…12:15南西ピーク13:10…13:25林道13:35…13:40ヘアピンカーブ頂点13:45…14:05林道14:30…15:00菅原林道終点(起点)15:10…15:15駐車場所

コースタイム(歩行時間) 3時間20分
同行者 Sさん、Oさん、夫
その他 入浴@グリーンスパつつが 500円/1人(割引価格)


登山靴のイラスト 先週、臥龍山に向かっていて急遽行き先を深入山に変えたので、今週はその臥龍山に行くことにした。メンバーはSさんとO(夫)さん。O(妻)さんは所用ありということで、4人で狭い我が家の車に乗り込み、八幡高原へと向かう。

八幡湿原入口から先は除雪がされていない。ここに駐車して、やたら時間のかかる冬の山歩きの支度をする。

向こうに掛頭山を眺めながら、千町原登山口へ。

登山口にて。このあたりの雪はすでに締まっていて、積雪量は多いがあまり沈まない。

ウマゴヤ谷ルートを進む。

沢を渉ると尾根筋の登りとなる。はっきりとしたトレースがついているので、大した苦労もなく歩けた。

出発時には曇っていたが、次第に雲が流れ、日ざしが出てきた。光は春のもの。でも空気は冷たく、その中を登っていくのはとても気持ちがいい。

菅原林道手前はしばらく急な登り。

このあたりはブナの古木が多い。

菅原林道に出た。

林道から山頂へ、最後の急登。この登りのトレースはすべて消えてしまっていた。

背後に大展望を背負って登る。何が見えているのかというと・・・、

真っ白な八幡原の集落。

山頂に到着。無雪期には人の背丈以上あるこの岩が、妙に背が低くなっているのに笑ってしまった。これなら簡単に上に上がれます。

当初、山頂からは猿木峠方面に縦走し、適当な尾根をとって八幡湿原へ下ろうと思っていた。しかしそちらの尾根の積雪量はこの通り。トレースもまったくなく、苦労が予想できるので方針転換。山頂から南西ピークを目指し、そこから北西へ尾根筋を下りることに決定。

南西ピークへと向かう。山頂付近はトレースができてもすぐに消えてしまうのだろう、この方角にも一切トレースはなかった。

稜線上から、南に見える深入山。

深入山の右手に見える山々。

南西ピークへの登り返し。1週間分のストレスを捨てて歩く(笑)。
風は強かったが、このピーク上でランチタイム。

ランチの後、なだらかな南西ピークを歩いてこの場所へ向かう。
ただの吹きだまりのようにも見えるこの盛り上がりが、実はあの展望岩。ものすごい積雪量で、まるで普通の道を歩く感覚で上に乗れるのにびっくり。

みなさん何を見ているのかというと・・・、



氷結しているのだろうか、真っ白い聖湖と、それを取り囲むような西中国山地の山々。
登ってきて良かったと、しみじみ感じられる眺め。


南西ピークからは、夏道(と言ってもどうせ深い雪の下)を離れ、菅原林道のヘアピンカーブにコンパスを合わせて下った・・・、

はずだった。しかしピークからやや下ったところから向きを変えたため、目標とは少々ずれた場所で菅原林道に下り立った。写真のOさん(右端)、なんだか深雪にハマっているように見えますが・・・、



ハマっているのです(笑)。ここまでの下りは時間にすればわずか15分ほどだったが、とんでもなく深い雪の中を一瞬浮かんでは滑るように下りていくのが楽しく、たまに転んでも笑いが絶えなかった。

さて、菅原林道には下りたものの、目指していたヘアピンカーブからどれくらいずれた地点に下りたのか、しばらく4人で協議する。比較的深い谷(上の写真のOさんの左側の谷)のすぐ南にいるので、おそらくカーブよりも少し下なのだろうと予測はつくが、ピンポイントでそうだと言いきる自信がない。そのとき、Sさんから「191(スキー場)が見えているから現在位置が特定できるんじゃないか」という発言があり、コンパスを合わせてみると確かに予測した地点が現在地となる。さらに林道の上方を見渡すと、しっかりした尾根筋が北西へと流れているのが見てとれ、そこがヘアピンカーブの地点のように思える。Sさんも地図と地形を見比べながら、「あそこで間違いないじゃろ」と言うので、林道を登り返すことに決まった。

そして林道を登ること5分、思った通りヘアピンカーブの場所に到着。これまでこういう判断をするときは、夫が精神的支柱になっていたが(笑)、今度はそれに、仕事柄平面に描かれた線から立体を認識するセンスに優れたSさんという技術的支柱が加わり、計画部としては鬼に金棒の気分ですo(^o^)o

ヘアピンカーブの頂点からは、地形図の897ピークにコンパスを合わせてふたたび樹林帯を下る。雪は下部に行くに連れて重くなり、上部のような楽しさはなかったが、これで菅原林道の長い下りがずいぶんショートカットできた。

林道に下ったところで、暖かな日ざしの中コーヒータイムをとった後、そのまま林道を約1kmほど下る。

菅原林道の起点にて。除雪してある道路から林道を振り返ると、1m近い積雪の上を歩いていたことがわかる。3月に入ってもこれだけの雪の中を歩けたことで、今日は満足感が大きい1日となった。

初夏の臥龍山の様子はこちらまたはこちら
昨年冬の臥龍山の様子はこちら

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