市間山 1108m 〜 立岩山 1135m (2)
(臼木林道入口からピストン、ワカン持参も使用せず)
2018年3月10日


内黒峠から見る
市間山〜立岩山〜日の平山(地形図上の立岩山)の稜線

地図とコンパスのイラストデータ
行程

11:10駐車場所・・・11:13臼木林道分岐・・・11:27市間山登山口・・・12:13小ピーク・・・12:30市間山13:15・・・13:25市間山南ピーク・・・13:45最低鞍部・・・14:10立岩山14:30・・・14:45最低鞍部・・・15:10市間山南ピーク15:25・・・15:35市間山・・・16:15登山口・・・16:27林道分岐・・・16:30駐車場所

コースタイム(歩行時間) 4時間
同行者
その他


登山靴のイラスト 先週、彦八〜彦八の頭を歩いて、内黒峠やその周辺から眺めた市間山〜立岩山の稜線(トップの写真)が忘れられず、今日はその稜線を歩くことにした。ここは厳冬期にはアクセスが悪すぎてとても登れるとは思えないが、林道の雪も融けた残雪期ならなんとかなりそうだ。紅葉時期とはまた違う眺めを期待して、いそいそと出かけた。

臼木林道分岐から少し南の空き地に駐車。そこから数分下ると、標識のある臼木林道入口。

林道は残雪のある場所と、すっかりなくなった場所とが交互に現れる。

出かける前に、
「クマはまだ寝てるよねー」
「起きても食べるものがないしな」
と話していたが、この様子だと目覚めているかもしれない。鈴を取り出して鳴らしながら歩く。クマの身になってみれば、寝ぼけた頭にチリチリと癇に障る音を聞かされて、迷惑な話です。

春の日差しがそそぐ市間山登山口。
前回はここに下りてきた。

登山口から標高差で約250mほどは急登が続く。なかなかしごかれます。

傾斜が緩むと、ブナ林と植林帯の境目を歩くようになる。

行く手に市間山のシルエットが見えてきた。

残雪の尾根道。(写真は振り返ったところ。)

今日の青空は素晴らしく綺麗。

出発から1時間20分で市間山山頂。暖かそうに見えるが、気温は3℃。

ランチタイムの後、残雪の尾根を立岩山に向かう。

市間山の南側ピークまで来たところで、行く手に見える立岩山(矢印)を見た夫が、
「オレここでコーヒー飲んで待ってるから」
と言う。まあね、予想はしていましたよ(笑)。じゃあワタシだけあそこを往復してくるから。

というわけで、市間山から下っていくと、この縦走路の白眉である伸びやかなブナ林帯に入る。傾斜は緩く、ひろびろとして気持ちが良い。ただしコンパスは必須。

二〜三度、緩やかにアップダウンを繰り返す。

市間山と立岩山の最低鞍部までやって来た。行く手に見えるのは立岩山の手前の小ピーク。

その小ピークまでは、標高差で80mほどの急登。上部に行くほど傾斜がきつくなる。帰りのことを考えて、しっかりとステップを切りながら登った。

なだらかな小ピークの端に登りつくと、目の前にようやく立岩山が近づいた。

上のピークから下って登り返し、やや下ってやや登り返す。立ちはだかるこの岩の上が山頂。

ロープのかかる岩を登ると・・・、

立岩山山頂。市間山から55分。
それでは北側に広がる大パノラマを楽しみましょう。








左から立岩ダムと十方山、内黒峠へと続く縦走路、
内黒山、向山、その向こうにのぞく臥龍山や深入山、
そして右側に市間山








立岩ダムと十方山
十方山は白い山頂の奥に、チラリと北十方のピークがのぞく。
そして山頂から吊尾根でつながる奥三ツ倉と、前三ツ倉








奥三ツ倉の真下に坂根集落








内黒峠と十方山をつなぐ縦走路のうち、先週歩いた部分
左から彦八の頭、彦八(1166m)、小ピーク








内黒山の斜面を切って内黒峠(左の白い部分)へと続く道路
下に那須集落が見える
そして上には、左から臥龍山、掛頭山、深入山

深入山は、見ようによってはちょっと残雪の空木岳のように、
見えない、ことも、ない・・・、かも(笑)







大きな市間山
その向こうにも雪を頂く山が見えますね↓








左から高杉山、天狗石山、三ツ石山、阿佐山北峰、南峰







立岩山からの展望は、いくらでも眺めていられそうな気がする。しかし下山の前に市間山まで引き返さなくてはならず、15分ほどいて腰を上げる。

南側の眺めは山頂からも得られるが、帰り道に木々の間からも見ることができる。この写真は大峰山。

立岩山東側の小ピークへ登り返し。この辺りもとても気持ちが良い。

小ピークからは、行きにつけたステップをたどって急降下する。

東郷山の眺め。この他に天上山も見える。

ふたたびなだらかなブナ林帯に戻ってきた。

人に出会うことのない静かなブナ林。

今日ここに来て良かった。

市間山に登り返します。

市間山の南ピークで夫と合流。コーヒータイム。

ここでパティシエールグレイシャーのお菓子が欲しいところですが、最近本業(会社員)が忙しく、余裕がないらしい(笑)。

市間山からは、北斜面のブナ林の眺めを楽しみつつ下る。

まったく雪のない一画も・・・。
それにしても今日の光の綺麗なこと。

植林帯に入ると、とんでもなく急な下りとなる。

登山口まで下りてきた。ここから15分ほど歩いて・・・、

駐車場所に戻る。

人里離れた妙なところにばかり連れて行かれ、いつもぽつんと待たされる愛車。長く乗った前の車もそうだったが、ちゃんと待ってくれているのを見ると、ただのモノとは思えず愛着がわいてくる。しかしこのコとももうすぐお別れなのです。(←また車を買うらしい。)

今日のルート
元々GPSに頼らず登っていたので、GPSロガーを
持っていくのを忘れることが多く、今回も手描きです。

(背景は国土地理院から配信されたデータをプリントしたものです。)

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