十方山 1318m (13) 那須ルート
2011年7月14日


奥三ツ倉の登山道から見る十方山山頂
山頂標識が見えます

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:25那須登山口…9:45ウラオレ谷分岐…10:02尾根10:07…10:45藤十郎11:00…11:25前三ツ倉…11:40奥三ツ倉11:45…12:10十方山山頂13:20…13:40奥三ツ倉…14:00前三ツ倉…14:20藤十郎14:50…15:17尾根はずれる…15:25ウラオレ谷分岐…15:45登山口

コースタイム(歩行時間) 4時間15分
同行者
その他 入浴@道の駅スパ羅漢 800円/1人


登山靴のイラスト 思いのほか早い梅雨明けで連日猛暑が続く下界を離れ、久しぶりに十方山の那須ルートを歩いてみた。那須集落へは戸河内からも吉和からも行ける。行きはおふくろ弁当を入手できる戸河内から。

「おっぱい山の銘水です」 戸河内のダウンタウンを過ぎ、左に橋を渡り内黒峠線を右に見送って直進。すると、この看板が目に飛び込んできた。無視できませんよー(笑)。

でも残念なことに、水は出ていませんでした。どんな形の山なのだ?と、興味が尽きない方、おっぱい山の写真は、髭じじーさんこちらのページにあります。

那須への道は真夏の緑の中。

前回は那須ギャラリー前に車を停めたけれど、今日は少し横着をして、登山口まで車を乗り入れた。

前よりも登山口周辺が明るくなっている気がする。その理由は、登山道に入るとすぐにわかった。

登山道(右側)と並行するように工事中の林道(左側の明るいところ)が奥へと延びていたのです。林道はこの先で谷を渡り、左へ曲がってトラバースしていました。一体どこまで延びるのでしょう・・・。

気をとりなおして登山道を進み、作業小屋を過ぎると、道は右折する。

尾根を回り込むと杉林となり、谷を渡って(写真)高度を上げる。

さらにトラバース。この冬の豪雪の名残か、松の大木が倒れていて、左側の斜面を登って迂回する。

もう一度尾根を回り込むと、大きなウラオレ谷(の一部)に入る。しばらくトラバースした後、ほぼ直角に左折。トラバース道はそのまま谷の奥へと延びているので、この標識を見逃さないようにしましょう。

いったん尾根に乗り、右に尾根を外れて登っていく。ブナの大木が出てきます。

斜面を登り、尾根に乗ったところで右折。ここから十方山山頂まではずっと尾根上の道。

ものすごく急な登り。いつ出来たものか、自然の素材を利用して上手に階段が作ってあった。

大きなトチノキが立つ藤十郎。ここで休憩。

藤十郎からは、しばらく穏やかな道が続く。

ふたたび登りとなる。

前三ツ倉のピークを過ぎると、右から内黒峠縦走路が合流。ここを左折。

緑濃い奥三ツ倉への道。

奥三ツ倉の山頂から見下ろす女鹿平山(枯れ木の左側)。冬期にはこの笹原の上を歩いて、十方山の山頂を見ることができるのですが、夏の笹原は暑苦しくて、とてもそんな気になれません(汗;;

奥三ツ倉を下り始めると、左前方に十方山山頂が見える。(トップの写真も。)

下りきって論所の掘割を越え、登り返すと・・・、

ウィークデイで無人の十方山山頂。




右端に十種ガ峰と青野山(重なって見える)、
左側には安蔵寺山と、手前に大神ガ岳〜赤谷山。



こちらは東郷山(右奥2番め)、天上山(左奥)、
手前に市間山。


山頂の笹原を散策し、下山にかかる。奥三ツ倉への道はとても美しい。

奥三ツ倉から見下ろす前三ツ倉への道。笹の海のように見えるけれど、藪化はしていない。

右手を見ると、遠くにぽっかり開けた場所が見える。

戸河内IC付近でした。

前三ツ倉でう右折。内黒峠縦走路を離れ、藤十郎へと下り始める。

下り道からは、臥龍山、掛頭山(右)、大佐山(左)が見えた。

藤十郎が近づき、森は美しさを増してくる。

藤十郎でコーヒータイムをとり、急な尾根を下る。階段がなければ滑り落ちそうな傾斜。

きれいなブナ林を抜け、どんどん下っていく。

石垣が残る登山口近くまで戻ってきた。

数ある十方山の登山道の中で、那須ルートがいちばん濃い自然を感じられるように思う。植林帯があるから手付かずというわけではない。誰が見ても美しいというのとは違って雑然とした部分もある。けれど、その整いすぎていないところが、奥山を感じさせる。藤十郎の山頂周辺は一般受けしそうな美しい林となっていて、季節を変えて訪れてみたくなるところだった。



イヌゴマ

ホタルブクロ

ヒヨドリグサ


オカトラノオ

キンミズヒキ

ヤマアジサイ


ニガナ

ヤブカンゾウ

ネムノキ


風呂桶のイラスト 帰り道は立岩ダムを通って吉和へ抜け、スパ羅漢で入浴。ここは露天風呂がまさに自然の中で、とても気持ちがいい。今日はウィークデイだから空いているだろうと期待した通り、ゆっくり入ることができた。


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