十方山 1318m (7)  藤本新道〜シシガ谷
2008年8月2日


深入山から見る十方山(最奥)

地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:30二軒小屋駐車場…9:42藤本新道登山口…10:20内黒峠縦走路10:30…10:40 1152ピーク…11:00丸子頭11:10…11:40前三ツ倉11:45…11:57奥三ツ倉…12:15論所…12:20十方山山頂13:05…13:40沢左岸14:15…14:35シシガ谷登山口…15:10駐車場

コースタイム(歩行時間) 3時間55分
同行者
その他 入浴@いこいの村ひろしま 500円/1人


登山靴のイラスト 今年の夏山トレーニング山行は近場ですませることにした。未体験の十方山藤本新道コースを登り、シシガ谷を下りてくればそれなりに歩行時間も稼げるだろうと思って計画。結果的にはトレーニングとしてはややもの足りなく、もう少し長いコースでも良かった。

二軒小屋の駐車場から歩き出す。数本だけあるシラカバが夏の風情満点。

駐車場から横川を渡り、内黒峠に向けて車道を10分足らず登ると藤本新道登山口。看板ができていてわかりやすい。

最初から急な登り。登山道は予想した以上にしっかりと踏まれている。

やがて傾斜の緩い尾根に乗る。

植林帯の中で明るく輝くブナの木を楽しんだりしながら登ること40分、内黒峠からの縦走路に当たる。ここで右折。

その前に、カサゴヤのキビレに向けて少し下がり、この付近の美しいブナ林を鑑賞。

丸子頭までは小ピークがひとつ。尾根道の笹はしっかりと刈られ、以前内黒峠から縦走したときに比べて登山道の幅が倍くらいに広がっている。驚くやら、ありがたく思うやら・・・。

丸子頭は縦走路から少し離れている。笹が刈られ、標識があったのでそれに従って右折。ここから三角点までは刈られた笹がまだしっかり踏まれておらず、少し歩きにくい。

丸子頭の三角点。展望はまったくない。

縦走路に戻り、前三ツ倉に向けて下り平坦な部分に出ると、夏の日ざしが降り注ぐ。暑そうに見えるが、乾いた風が冷たく気持ちがいい。下界は今日もうだるような暑さだというのに、山は別世界。心地よい涼しさの中、快調に足が進む。

前三ツ倉に向けて登り始め、後ろを振り返ると、十方山山頂からは見えない山々の眺めが得られる。

同じ場所から、臥龍山と深入山。(臥龍山は十方からも見えます。)

縦走路の右手、笹を隔てて見えているのが十方山。

前三ツ倉にある分岐。前回はこの左手から登ってきた。

奥三ツ倉を過ぎると、きれいな森の中に入る。

登山道からの山頂部。今度は左手に見えます。

夏のブナ林はこの涼やかな眺めが素敵。

誰もいない山頂。この後、単独の男性2人と会ったのみ。やはり夏はみんなもっと高い山に行ってしまうのですね。行くけど、うちも(笑)。

ギボウシ咲く山頂で、タオルで日ざしを避けつつランチ。

ひとつひとつの花が可愛らしいオカトラノオ。

夫言うところの湿疹草。(なんのことかわからない人はこちらをどうぞ。)

(夫)「別名ジンマシンソウじゃ。」 元々あまり好きな花ではないのに、そう言われてしまうと・・・(笑)。

下山はシシガ谷ルート。最初は傾斜もほとんどない。

さっき登って来た尾根を向こう側に見て、下り始める。

杉林の道。

足元はこんな感じ。濡れているときには気を使いそう。

登山道の向きが変わり、谷をひとつ渡ると・・・、

流れの側の道となる。ここでコーヒータイム。

左岸を下っていく。

やがて流れが足下に遠くなると、林道のような広い道となる。一部崩れている箇所がありました。

シシガ谷登山口からは林道を二軒小屋まで戻る。

十方山林道の無駄な工事は着々と進んでいるのだろうか。突然舗装道が出現した。それまでの砂利道からアスファルトに乗ると、急に気温が高くなる。無意味にアスファルトで固めることが温暖化にも貢献してしまうことを体感した一瞬だった。無駄遣いの上に環境破壊。どうやったらこの流れを止められるのでしょうか(-_-)

二軒小屋駐車場に戻ると、渓流釣りのオジサンがウェットスーツを干しながら後かたづけをしている最中だった。

(オジサン)「そこの(女性)トイレの軒にスズメバチの巣があるよ」
(私)「ええっ?! ワタシ朝入りましたよ〜。全然気がつかなかった(焦)」
(オジサン)「朝はまだ動きがのろいからええけどね」 「男トイレの方にもあったんじゃが、さっきワシがたたき落としてやったぃ」

って、オジサン(@o@)、なんて大胆な。。。

このオジサン、アブが全身にたかってくる話、水中を泳ぐマムシの話、アカマムシとクロマムシの話など、武勇伝満載。ワイルドなアウトドアの男を体現されているような方でした。またどこかでお目にかかれるでしょうか。

今日のおまけ。この季節に田舎に行くとよく目につくヤブカンゾウ。(一重のようにも見えるのでノカンゾウかなとも思うのですが、このすっきり感のなさは、やはりヤブカンゾウでしょうか。)


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