小室井山 1072m (5) 2008年11月15日


もみの木森林公園から見る小室井山(左)

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:30公園センター前駐車場…10:55高崎王冠山分岐…11:10高崎王冠山山頂11:15…11:30小ピーク12:10…12:12さくらの森分岐…12:25ピクニック広場分岐…12:40小室井山山頂13:40…14:30駐車場

コースタイム(歩行時間) 2時間15分
同行者 Sさん、夫
その他 入浴@ひまわり  300円/1


登山靴のイラスト 先週に続いて吉和の山。と言っても今日はピークハントよりも紅葉そぞろ歩きをしたくて、小室井山を目的地に選んだ。今日は、夏の間ロードレーサーで活動していたSさんが復帰。久しぶりに3人で歩けるので楽しみ〜。

今日のコース前半は、2月のスノーシューのときと同じ。もみの木森林公園センター前の駐車場から、まずはサイクリングコースを歩いて高崎王冠山を目指す。

←まだ仕事モードな2人

園内はこんな様子。紅葉は先週が最盛期だったようで、今日はだいぶ色褪せていた。それでも晴天の空があれば、少々輝きをなくしかけた色あいも充分華やかに見える。

にわか植物観察会な人々。なにを撮っているのかというと・・・↓、

コレです。今年は千年紀で賑わっていますね。

テニスコートを過ぎ、広葉樹に囲まれる管理道に入る。向こうの日の当たる場所の紅葉がきれいなのでそこを目指して歩いているうちに、左側の分岐を通り過ぎてしまっていた。

50mほど引き返して、左側の高崎王冠山の分岐から山に入る。しばらくはなだらかな道。

落葉樹と針葉樹が混在する林の中、山頂の手前5分ほどは、とても急な登り。

晩秋の山頂。

山頂から鞍部へと下る。この付近から「クマ注意」の鞍部を過ぎてしばらく行くまで、針葉樹の林の中。

←だんだん仕事モードが抜けてきた(笑)

やがて落葉樹の林に入ると、一気に周囲が明るくなる。

「クマ注意」の鞍部から2つめのコブ付近。

「あ! オレ高崎王冠山でペットボトル落としたかも。引き返して取って来るよ。ゴミを置いておくみたいで気がひけるから」
と、引き返す夫を見送り、ここでSさんと待っていることになった。

30分ほどして戻って来た夫の第一声、「なかった!」

「ええーっ! せっかく引き返したのにねぇ。じゃあ私のスポーツドリンク飲む?」
「いや、いいよオレ紅茶飲むから」と言いながらザックを開ける夫。そして、





「あった!」





大ウケするSさんと私。もうねぇ(呆)、コントをやっているんじゃないんだから;; まあこんな紅葉と青空の下だから、待っているのも気持ちが良かったのですが・・・。

気を取り直して山頂のランチ目指してふたたび歩き始める。いくつか小ピークが連続するが、傾斜は緩く、のんびり歩ける。

2本のブナの木が門を作っている小ピーク。

見上げるとこんな様子。この秋最後の輝きでしょうか。

まだまだ続く気持ちのいい道。

やがて針葉樹の中の急な傾斜を下り、登り返して行くと、平坦な尾根道となる。ここからは右側の落葉した枝ごしに芸北の山々が見える。この先、わずかに下って登り返すと・・・、

暖かい秋の陽の中の山頂。穏やかなこの場所で、1時間も大休止をとった。

山頂付近から南側の眺め。いちばん奥の稜線が西大峰、中央が高崎王冠山、そして白いのがススキの小ピーク。今日の下りはこのススキの丘を通らず、草原コースを下りることになった。

ススキのピークとの分岐を左側に見送り、直進。クロカンコースにもなっている傾斜の緩い道を下る。

向こうに安芸冠山を眺めながら、ススキの間を抜けて行くと・・・、

ふたたび広葉樹の彩りの中。

3人ともあまりしゃべることもなく、落ち葉を踏みしめて歩いていた。無言であることの心地よさを共有できる人たちと山を歩くのはいいものです。

やがて管理道にぶつかり、左折。写真左のピークが高崎王冠山。草原のように見えているピークが公園センター前のスキー場。

この後、左手に大きなあずまやがある場所で、柵をまたいでサイクリングコースに入る。そうしないと公園センターまで車道歩きになってしまう。

サイクリングコースの紅葉。

こちらもサイクリングコースから。この後、体育館の裏手に登り返して、下山完了。

小室井山は歩行時間だけ見るともの足りなく思える。しかし落葉樹が多いので、緑の時期雪の時期、そして紅葉の時期と、いつでも満足できる。「ちょっと今日はだるいけど、山の空気は吸いたい!」というときにもお勧めの山です。

おまけその1。筒賀大歳神社の大銀杏。

ここはよく通る場所なので、緑の時期の大銀杏は見たことがあったが、こんなに真っ黄色になっているのを見るのは初めて。幹の周囲7.8m、樹高48m、そして樹齢はなんと推定1100年だそうです。

1本の木なのに、まるで何本もの木が集まってできた森のように見える。前日に中国新聞で紹介されたからか、駐車場は満杯。ひっきりなしに車が出入りしていた。

おまけその2。龍頭峡入口の紅葉。もちろん水を汲みに来ました〜。


風呂桶のイラスト 今日のおフロは1年ぶりのひまわり。お互いを思いやるオバアチャンたちの会話を気分よく聞きながら、緩い山歩きでいい感じに疲れた体を温めて帰途についた。広島に近づく頃、ウィンドシールドに雨が当たり始める。今年の山の紅葉はそろそろ終わり。その最後のチャンスに、今日のような晴天に恵まれて良かった。


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