三倉岳 710m (4)  2010年6月6 日


栗谷の里から見上げる三倉岳の三本槍
右から上の岳(朝日岳)、中の岳、下の岳(夕陽岳)


地図とコンパスのイラストデータ
行程

9:55ログハウス前駐車場…10:45朝日岳/中の岳鞍部 (朝日岳往復5分)11:00…11:10中の岳11:15…11:35夕陽岳12:10…12:20三倉岳三角点12:25…13:00避難小屋(分岐)13:35…13:38A/Bコース分岐…13:50駐車場

コースタイム
(歩行時間)
2時間25分
同行者 ぽち隊長(Tさん)、夫
その他 マロンソフトクリーム 300円


登山靴のイラスト 4年間のドイツ駐在で、名実ともにクライマー(アルピニスト?)に成長したTさん(ぽち隊長)。奥さんのH子さん(ぽこちゃん)によれば、当分使わないと思って船便(引越し荷物)に彼女が入れたはずの『日本の岩場』ガイドブックが、ふと気づくとしっかりと手荷物に戻っていたというエピソードと共に、広島の山に戻ってきた。

(海外引越の荷物は、ふつう次のように3段階で運搬されます。パッキングのときに仕分けしないといけないから面倒なんですよねぇ。

   手荷物: すぐに使うもの。
   航空便(1〜2週間に届く): 当座使うもの。
   船便(1〜1.5ヶ月後に届く): 当分使わないもの。なくても困らないもの。

ともかく、ぽち隊長にとってガイドブックは「すぐに使うもの」だったわけで・・・。さらに、帰広直後に一緒に食事をしたとき、「荷物まだ届いてないけど、登山靴とザックはあるから!」と何度聞かされたことか(笑)。)

そんなぽち隊長と4年ぶりに一緒に行く山は、ここしかないでしょう、というわけで、今日は三倉岳。と言っても、夫と私は一般コースしかもちろん登れないので、定番のB-Aコースを歩きながら、ぽち隊長のゲレンデ偵察にお供することになった。ぽこちゃんは都合により欠席。せっかくマロンソフトクリームを食べるチャンスだったのに(笑)。

ログハウスで入山届けに記帳して出発。三本槍、かっこいいですよねぇ。

最初は傾斜の緩い道。ササユリが一輪咲いていただけで、花はほとんど見られなかった。

すぐにA、Bコースの分岐がある。下山時は左側からここに戻ります。

緑が濃くなってきた。直射日光が当たらず、いい気持ち。

胴乱岩の説明板。それを読むと、お坊さんが道に迷って苦しまれたのはよーくわかるのですが、肝心の胴乱岩はどれなのか、毎回悩んでしまいます(笑)。

胴乱岩を過ぎると、次第に急登となってくる。そして次々に現れる岩登りのゲレンデにぽち隊長は・・・、

岩の感触を確かめています。ホールドになりそうな突起があると気になるらしい(笑)。

大きな岩をいくつか通り過ぎると、朝日岳と中の岳の間の、狭くて急な谷筋の登りが始まる。ここを通ると、規模は違うけれどテーブルマウンテンに同じような場所があったのを、いつも思い出す。

朝日岳と中の岳の鞍部に到着、ひと休み。そして朝日岳を往復。(写真は朝日岳への登り。)

展望のいい朝日岳の上から見下ろすクライマー(尖ったピークの上)。

鞍部に戻り、北側の谷をトラバースすると、すぐに中の岳への鎖場に至る。
なるべく人工物に頼らず登ろうとするぽち隊長。左手、左足に注目!

鎖場を登りきると展望地(天狗の踊り場)があり、三倉岳の三角点ピークを見ることができる。いちおうあれが山頂なのですが、岩峰の三本槍に比べると地味です。

天狗の踊り場から、大峰山(左奥)と勝成山。

中の岳へは岩の上を登る。

高度感たっぷりの中の岳。ぽち隊長の向こうには何もありません(汗;;

中の岳から見下ろす栗谷の集落。

中の岳から見上げる夕陽岳の岩テラス。

中の岳を下り、こんどは夕陽岳への登り、ここも鎖に頼らず登ろうとするぽち隊長。ちょっと指先がクライマーっぽいような・・・(笑)。

鎖場を登りきったところには、こんな立派な標識ができていた。

夕陽岳の傾斜のあるテラス。下にログハウス前駐車場が見えている。

格好の岩を見つけ、3人でそこに上がってランチタイム。涼しくて眺めもよく、とても気持ちがいい。

栗谷の集落と、大師山〜白滝山(右端)方面。

夕陽岳を下りて、つぶれた避難小屋のある鞍部を過ぎ、三角点ピークに登る。夕陽岳を振り返るとこんな様子。

三角点から鞍部に戻り、Aコースの下りへ。最初は急な下り。

ナメ沢から流れを渡ったり渡り返したりして下りていく。これまで気づかなかったこんな人工物を見つけた。炭焼き窯でしょうか?

五合目の見晴岩。この上からの眺めはこちらをどうぞ。

四合目避難小屋。ここでコーヒータイム。ぽち隊長は・・・、

こんなことをしていました。双眼鏡で眺めているのは・・・、

この方たち。どこにいるかというと・・・、

こんなところです〜。(2枚上の写真で探してみましょう。)
ぽち隊長によれば、「怖さは感じない」のだそうですよ。

ぽち隊長の解説つきで、たっぷり30分、岩の人たちを見学して、Bコースとの分岐に戻り、ログハウス前に戻る。

そしてマロンソフトクリームが待つマロンの里に移動。
それにしても、ぽち隊長とは4年ぶりの山行だったのに、不思議なほど違和感がなく、ブランクというものを全然感じなかった。次はぽこちゃんも一緒に、ぜひ!


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