南宮山 419m
2017年12月2日


JR垂井駅ホームから見る南宮山

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:35JR垂井駅・・・10:45グルマンヴィタル11:20・・・11:25大鳥居・・・11:35南宮大社11:45・・・11:52稲荷・・・11:55東コース登山口・・・12:30三角点・・・12:30一ツ松の旧碑12:35・・・12:42高山神社・・・12:55展望台13:00・・・13:30南宮山山頂・・・14:00展望台14:30・・・14:53西コース分岐・・・15:05眠神・・・15:12西コース鹿柵・・・15:25南宮大社15:30・・・15:35大鳥居・・・15:45石の鳥居・・・15:55垂井駅

コースタイム(歩行時間) 3時間50分
同行者
その他


登山靴のイラスト 3年前に関が原を歩いたとき、南宮山には登らなかったのが心残りだった。それで今回のアニバーサリー山行は南宮山。調べてみると一般登路は関が原側ではなく、南宮大社から毛利秀元陣跡への道のようだ。

というわけで、JR米原駅から東海道線に乗り換え、垂井駅を目指す。車窓からは真っ白な伊吹山が見えた。

垂井駅に到着。北口にある観光案内所へ。
とても親切なおじ(い)さんたちが3〜4人、「南宮山に行きたいんじゃが」と言う夫を取り囲むようにして、いろいろ情報を授けてくださった。

駅から国道21号線に出て右折。まずは伊吹山に見下ろされる大きなパン屋さんで軽く腹ごしらえ。

続いてR21を西へ向かい、交差点を左折する。
歩道から出て歩いている地元のおじさんは気にしないでください(笑)。

南宮大社の巨大な鳥居をくぐります。金属の神様なので、金属製の鳥居だそうで・・・。

とても綺麗な建物が並ぶ南宮大社。

参拝して、境内の左側から、奥へと続く道に入る。

南宮稲荷神社へと続く参道。

鳥居を抜けるとこんな分岐がある。登山道は左折。稲荷神社へは直進。

稲荷神社に参拝。この建物の左側に進むと、湿地帯と化したため池があり、その堰堤を渡ると・・・、

もうひとつのため池がある。

ため池の側に登山口(東コース)がある。(3枚上の写真の分岐を左にとると、まっすぐここに来られる。)

鹿柵を開けて登山道に入ります。

最初はこんな登り。紅葉する木が少なく、周囲はぱっとしない。

やがてつづら折れの登りとなる。(写真は振り返ったところ。)

下山路となる西りコースの分岐が見えてきた。

石垣あり。説明なし(笑)。

299mの三角点。展望なし。

中山の一ツ松の旧跡。ここに遠くからも見える大きな松が立っていたのだろう。新古今和歌集に、伊勢が詠んだ一ツ松の歌が載っているとか。

一ツ松を過ぎると、周囲に巨木が増えてくる。ここまで全体に荒れた感じのする山だったが、この辺りはいい雰囲気。

高山神社と子安神社の二つの祠を右に見て歩いていくと・・・、

小ピークを巻く道となる。

尾根に戻り、登っていくと、土橋や竪堀といった郭の遺構を示す標識があり・・・、

すぐに毛利秀元陣跡に飛び出す。(あずまやの右奥から歩いてきた。)

展望は後で楽しむことにして、先に南宮山の山頂へ向かいます。「立入をご遠慮ください」と書いてあるのは、山に慣れていない人だと迷うから。

こんな調子。どこが道でしょう?

山頂に至るまでには小ピークや等高線の閉じないコブがあり、しかも尾根筋は直線でなく、曲がっているので、慣れていない人にはハードルが高い。テープはあるものの、あらぬ方向についていたりするので、地形図を持っていて良かった。

最初の鞍部に下り、とても急な斜面を登り返す。ようやく綺麗な紅葉に出会えた。

落ち葉で踏み跡も定かでなし。

南宮山山頂部のシルエットが見えた。遠い(ように見える)。

3つめの鞍部に下る前。山頂部がだいぶ近づいた。

南宮山山頂。展望ゼロ。写真を撮っただけで引き返す。
写真の奥に続く道あり、近所に住んでいたら絶対歩いてみると思う。

帰り道、午後になってどんどん寒くなってくるけれど、空は青く気持ちが良い。








秀元陣跡まで戻ってきた。広大な濃尾平野を一望できる。

秀元がここに陣を張ったのは、関が原ではなく大垣方面への備えだったという説もあるようだ。
歩いてくる道すがら、どう見ても陣を張るには不便すぎると思っていたけれど、
平野の形勢がひと目で見てとれるこの大展望を見ると、なるほどと思わされる。







上の写真の右側の山裾は養老山地。左へと濃尾平野が広がる。まずは右下から。

名古屋方面(高いビルが並ぶところ)。

岐阜方面。高いのは恵那山でしょう。

そして驚いたことに、濃尾平野の奥に、新雪をかぶった中央アルプスまで見渡せた。

あずまやでコーヒーを飲んで下山します。

下山路から眺める伊吹山。寒そうですね。

西コースとの分岐まで下りてきた。

西コースは石が散らばり、歩きにくい。

傾斜が緩んだ。

明治になるまでは薬師堂があり、薬師如来と眠神が祀られていたという場所。

西コースと鹿柵をくぐり、登山口まで戻ってきた。

駅までの帰りは中山道を歩いてみようと、R21を渡って直進。こちらは垂井の泉。

石の鳥居をくぐって右折すると、中山道に入る。

しかし街道らしきものはまったく残っておらず、本陣跡も標識のみ。かなり残念な中山道を歩いて、垂井駅に戻る。

駅から今日の宿泊地、大津へ。
朝は白かった伊吹山は、夕方には名残の紅葉と夕陽で赤くなっていた。

琵琶湖ホテルの部屋から眺める琵琶湖花噴水。

南宮山は、秀元陣からの濃尾平野の展望に驚かされた。「濃尾平野は広い」、と知識を持っていることと、実際にそれを目の当たりにして納得するのとは全然違う。「来て良かったねー」と話していると、ホテルのテレビでは「ブラタモリ 岐阜 金華山」をやっていた。次はあそこもいいなぁ・・・。


おまけ 琵琶湖の朝 1

琵琶湖の朝 2

琵琶湖の朝 3 比叡山方面

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