大峰山 1050m (7)  2015年5月16日


羅漢山から見る西大峰山(左)〜大峰山の稜線

地図とコンパスのイラストデータ
行程

11:10大峰山登山口駐車場…11:30西大峰登山口…11:44七人墓…11:48渡渉…12:10滝…12:30鞍部12:35…12:45西大峰13:20…13:25鞍部…13:35西のた(ぬた原鞍部)…13:40傘岩分岐13:45…14:03峯太郎ブナ14:08…14:13大峰山三角点…14:18大峰山山頂14:50…15:05フチのタキ15:08…15:15大峰山山頂…15:35五合目…15:55登山道入り口…16:05駐車場

コースタイム(歩行時間) 3時間30分
同行者 ぽち隊長、ヒロさん、夫
その他


登山靴のイラスト 展望に優れた名山大峰山は、別荘地の登山口から往復するだけではもの足りないのが玉に瑕。かと言って、オオネントウから縦走するとなると、それなりに覚悟が必要になる。『西中国山地』によれば、真ん中辺りからツヅラガ谷に入り、稜線に出る道があるようだけれど、どの程度歩かれているのやら・・・と思っていたら、中国新聞にそのルートが紹介されていた。ということで、今日はそのツヅラガ谷ルート。

別荘地入口の駐車場から県道を奥へと歩いていき、分岐を右に入る。オオネントウを歩いたときの記憶がすっぽ抜けていて、あやうくここを直進してしまうところだった。

集落を抜けていくと、六地蔵の案内がある。

やがて民家は途切れ、橋の手前にツヅラガ谷へと入る道が見えてくる。ここを右折(標識あり)。ちなみにオオネントウへはここを直進。

すぐに右岸に渡り、谷を奥へと入っていく。

石積みの残る耕作地跡を見ながら、トラバース道を緩く登っていくと、耕作地跡が途切れた辺りに、七人墓があった。ここの謂われについては、大峰1050さんのこちら(川上むかし話II)をご覧ください。

続いて沢を渡り・・・、

急な登りとなる。

植林帯を抜け、登り、続きます。
ぽち隊長、この冬のマタギ活動について、手振りを加えて解説中(笑)。

右手の沢に「滝」が見えてきた。名前をつけるほどの滝でもないのでしょうね。

滝を過ぎると、綺麗な森の中を登る。

またまた植林帯になってきました。

谷に入ってからちょうど1時間で、稜線に到達。左に曲がります。

西大峰へは、シロモジの美しい林の中。

稜線分岐から10分ほどで西大峰に到着。
以前はまったく展望がなかったけれど、南北の木々が伐採され、ずいぶん明るくなっているのにびっくり(@ @)

早速ランチタイム。

北側の展望はこんな感じ。
左は冠寂地山塊から右は十方山まで見えているのですが、今日は綺麗な写真になるような空ではなく残念。

西大峰から引き返し、大峰山に向かう。

のた原鞍部(西のた)付近。
ここも以前は倒木とぬかるみで往生したが、ずいぶん歩きやすくなった。

鞍部から植林帯を登り返し(左写真)、尾根に乗って左折。

「傘岩」の標識を見たぽち隊長、1人で偵察に行きましたが・・・、

(オット)「どうじゃった?」
(ぽち隊長)「・・・・、っと、先行きましょうかぁ!」

だそうです(笑)。

しばらく気持ちのいい道が続く。小ピークを越えるとだらだらとした登りとなり・・・、

右手に峯太郎ブナさんが見えてくる。

峯太郎ブナさんから、わずかに登ると大峰山三角点。そのまま山頂へ向かう。

すかっと上空が開ける大峰山山頂の八畳岩。

ギャップを越え、いちばん高いところへ。

最高点にて。

コーヒータイム中、しつこいスズメバチに辟易する(冷汗;;
ここでもそうだったけれど、岩のあるところは本当に要注意。

西大峰を振り返るとこんな感じ。案外距離を感じる。

さて、ふと気づくと、最高点の岩から、見るからに危なっかしい縄ばしごが下へと続いている。祠のある休憩所に下りられるのだと判断して、夫、果敢にもこれに挑戦。

残りの3人は安全策をとり、八畳岩から祠に出ることにした。

こちらが休憩所のそばにある祠。ここからフチのタキを往復。

ちなみにあとで夫に聞いたところ、最高点の岩からはここに直接は下りられず、岩を下りきったところから短いが危なっかしいトラバースがあったとのこと。

フチのタキにて、下を見下ろす。今日はまわり縁を回るのはパス。
上の写真の祠まで戻り、左にルートをとって八畳岩に戻る。

すると、なかなかおもしろい道が待っていた。
外傾した岩の上を越え・・・、

八畳岩へは垂直の岩登り。

水を得た魚状態のぽち隊長。

無事八畳岩まで戻り、下山にかかる。しばらくは傾斜の緩い尾根道。

やがて急な下りとなる。

途中何度か傾斜が緩みトラバース道になるものの、基本的にずっと急な下り。

植林帯を抜け、別荘地の舗装道に出た。

たどり着いた駐車場では、暑くもなく寒くもない感じが心地よい。このままテントを張って、ビールでもあれば最高なのに・・・、と話しつつ、去りがたい思いを抱えて帰途についた。


GPSロガーが途中で電池切れになったので、
軌跡図はありません;;


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