書写山 371m  2012年12月2日


地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:35東坂バス停…10:40登山口10:45…11:00五合目11:05…11:20展望台…11:25ロープウェー駅周辺11:30…11:55仁王門店12:05はづき茶屋12:35…12:45三つのお堂とその周辺13:15…13:20奥の院…13:30展望台13:40…13:50西坂分岐…14:20日吉神社…14:25西坂バス停

コースタイム(歩行時間) 2時間20分
同行者
その他 神姫バス 姫路駅〜書写 260円/1人
       西坂〜姫路駅 360円/1人
円教寺志納金 500円/1人


登山靴のイラスト 昨日はサッカーと山という別行動だった我々、比叡山の続きを諦めた代わりに、「西の比叡山」書写山円教寺を訪ねることにした。旅程作成担当はいつものように計画部ツマ。

書写山に歩いて登る場合、ロープウェイ行きのバスでは登山口が少し遠くなる。姫路駅の観光案内所でどのバスに乗ればいいかを教えてもらった。歩く人はぜひ最初に案内所に行ってみてください。詳しい絵地図をもらえます。

ということで、バス停「書写」から歩き始める。

バス停のすぐ近くにある東坂登山口。この路地を入ります。

最後の民家の横。

山道になった。トラバース道でじぐざぐに登っていくと・・・、

女人堂の標識のところで尾根に乗る。

岩の直登に喜ぶツマ・・・、

ゆるゆるとトラバース道の迂回路を登るオット(笑)。同じことを何度も繰り返す。真っ直ぐ岩の上を登った方がよほど近道で楽しい(と、ツマは思う)。

五丁で大きく展望が開ける。

五丁の分岐。左が尾根上の五丁古道。
オット、すでにトラバース道に入っています(笑)。ツマは当然のように五丁古道へ。と言っても、すぐに合流するのですが・・・。

尾根道とトラバース道の分岐はその後も何度か現れる。

ここも同じ。右に登るのが近道。

だいぶ登ってきたところで、ようやくオットも尾根道へ。絶対この方が楽しいって(笑)。

砥石坂を過ぎ、右側の分岐をとる。

するとパラグライダー基地のある展望台に飛び出す。

展望台を後にし、ロープウェー駅を過ぎると、円教寺の一画に入る。ここで志納金を納めます。参道には和泉式部の生涯を描いた絵看板が連なり、つい眺めてしまう。そういえば比叡山には最澄の生涯を描いた同じような絵看板があった。

円教寺はさすがに西の比叡山と言われるだけあって、寺域がとても広い。志納金を納めるとすぐに鐘突堂があり、そこから広い道を登っていく。途中に展望地あり。

矢印の下が姫路城。いまは大改修中でカバーがかかっている。

趣のある仁王門。いい感じです。
この門をくぐって更に歩いていくと、宿坊円教寺会館を過ぎ・・・、

湯屋橋を渡って、はずき茶屋に至る。寺域内でお買い物と食事ができるのはここだけです。

はずき茶屋の前が摩尼殿。石段を登ります。

摩尼殿の裏から書写山の山頂(白山権現)に行けるようだけれど、展望がないというのでパス。そのまま書写山の中心、「三つのお堂」へと向かう。

杉の大木を見上げる参道。

三つのお堂。木造建築が三つ、コの字型に建っている。それぞれがあまりにも巨大なので、三つ全部写真に収めることができない。右が大講堂、左が食堂(じきどう)、そして更に左側には常行堂がある。

ここは「ザ・ラストサムライ」のロケ地だそうです。トム・クルーズ氏、そのときに食べた「書写千年杉」がお気に召したそうで・・・。まあアメリカにはこんな凝ったお菓子はないですものね。

食堂の中に入ってみた。弁慶が使っていた、というだけならまだしも小脇に抱えて持ち運んでいた(@。@)という大きな机や、源信僧都が彫ったという薬師如来像など、驚きの展示物がたくさん。なんだかどれもホコリをかぶったまま無造作に置かれているが、それが逆に歴史を経た真実味を醸しだし、見入ってしまう。

しばらく食堂周辺を散策し、奥の院へ向かう。写真は性空上人をまつった開山堂。

奥の院から展望公園へ。肝心の展望は、登りの五丁や展望台からの方が良かった。

さっきとは違う道で摩尼殿へと戻る。

紅葉はすでに終盤。綺麗な場所があるとうれしくなる。

摩尼殿の下で湯屋橋を渡り、円教寺会館まで戻ってきた。左側の矢印が東坂(またはロープウェイー駅)からの道。下山はここを右折して西坂へ。

「西坂」の大きな看板。

西坂は谷筋のコンクリート道。途中に文殊堂があるだけで、他におもしろみはない。しかも傾斜がやたら急なので、登りに使ってもつらいだけだろう。下りでは降り出した雨に滑らないように気を使った。

下りきると日吉神社。大津にある日吉大社の山王鳥居と同じく、鳥居の上に屋根が乗っている。

日吉神社の参道を下っていくとバス通りに出る。(写真は振り返ったところ。)

バス停「西坂」でバスに乗り、姫路駅に戻る。

書写山は、考えてみれば学生時代に研修旅行で姫路城に来て、なぜか十二単を着たときから気にかかっていた場所だった。今回その寺域に足を踏み入れてみて、まさに「西の比叡山」だと納得。展望のいい東坂登山道も楽しい。今回は堂宇をすべて巡らなかったので、もう一度来てもいいと思った。

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