槍穂高縦走

(新穂高BT〜槍平〜飛騨沢〜槍ガ岳〜大喰岳〜中岳〜南岳〜大キレット〜
北穂高岳〜涸沢岳〜奥穂高岳〜吊り尾根〜前穂高岳〜重太郎新道〜上高地)

2009年8月9日〜12日 (停滞1日)




蝶ガ岳から見る槍穂高3000m峰の連なり(2002年7月、母撮影)
右から槍ガ岳、大喰岳、中岳、南岳、(大キレット)、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、(吊り尾根)、前穂高岳






3日間(+停滞1日)で歩いた山々
  槍ガ岳     3180m
  大喰岳     3101m
  中岳       3084m
  南岳       3032m
  北穂高岳    3106m
  涸沢岳     3103m
  奥穂高岳    3190m
  前穂高岳    3090m
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(1) 槍ガ岳から見た前穂高岳方面(2007年8月撮影)
(2) 前穂高岳から見た槍ガ岳方面(今回撮影)


山のイラスト 北アルプスに入って、槍穂高の稜線を信州側から飛騨側から、また、連なる尾根の彼方に、あるいは深い谷を隔てて間近に眺めるたびに、その中間部にある未踏の逆アーチ型部分が気になっていた。

そこを歩くことに決めたのは、昨年の南アルプス白峰三山の直後。樹林限界の高い南アルプスの重厚な感じも悪くはないが、個人的にはやっぱり岩がアクセントになった北の華やかさが好き。「来年はまた北アルプスへ行こう。それもどうせ行くなら槍穂高の岩稜へ!」と決心。6年前の中抜き縦走でスキップした北穂〜涸沢岳も含め、飛騨側から槍へ登り、前穂まで縦走して上高地に下山する横断+縦断計画を立てた。

この計画だと、頑張れば前泊+稜線上2泊ですむはずだが、南岳小屋で1日のんびりしたくて、2日めの行程を槍の肩から南岳までの3時間足らずにとどめ、稜線上で3泊する予定とした。この、ある意味での予備日が、あとで大きな意味を持つことになる。

当初の計画は次の通り。
 移動日: 新平湯温泉泊@素泊まり民宿
 1日め: 新穂高バスターミナル〜槍平〜飛騨沢〜槍ガ岳 槍ガ岳山荘泊
 2日め: 槍の肩〜南岳: 南岳小屋泊
 3日め: 大キレット〜北穂高岳〜涸沢岳〜白出コル 穂高岳山荘泊
 4日め: 奥穂高岳〜吊尾根〜前穂高岳〜重太郎新道〜上高地
      (→ごほうび平湯温泉宿泊 o(^ ^)o)


電車のイラスト 移動日 切符のイラスト

例によって広島からはどの入山口まででも半日以上かかるので、移動日は新平湯温泉の素泊まり民宿に宿泊。

夕方、民宿からほど近いタルマの湯にいるうちに、激しい雷雨になった。明日のルートは沢筋を渡る箇所が多い。だから直前に雨が降って増水するのは困る。夕食をとった食堂のおやじさんに聞いてみると、「いまの時点では絶対水が出ているよ。とくにチビ谷は出てる。けど、引くのは速いから、(明日の朝)ある程度の徒渉は覚悟で入ってみる価値はあると思う」という意見。現場現物主義の夫はもともとそのつもり。状況の変化にいちいち心が揺れ動く私としては、これはありがたい。


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