比婆山 (16)
六の原〜展望園地〜立烏帽子山〜池の段〜御陵〜六の原
2010年6月19日


池の段から見る立烏帽子山(右)と池の段の肩

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:00六の原…10:35展望園地10:40…11:40立烏帽子駐車場11:55…12:15立烏帽子山…12:20鞍部12:55…13:05池の段13:20…13:38越原越…14:05御陵14:30…15:35分岐…15:40六の原

コースタイム(歩行時間) 4時間05分
同行者 ユッキー、夫
その他 入浴@県民の森公園センター 500円/1人


登山靴のイラスト この冬の比婆山と同じ顔ぶれで、出雲峠から夏の比婆山に登ろうと1ヶ月も前から計画していて、職場でもその話で盛り上がっていたのに、残念なことに主役級のフジさんが欠席。降水確率50%の天候と、残ったメンバーの構成を考えてルートを変更し、展望園地から御陵までの縦走コースを歩くことになった。梅雨どきの1日、大好きなタニウツギの花と霧のブナ林が楽しみ〜。

下界は早朝から蒸し暑かったけれど、六の原で車を降りると、さすが比婆山、肌寒さを感じる。

公園センターの裏手から第一キャンプ場の手前で左折。わずかに陽が差して美しい緑の管理道を少し歩き・・・、

右折して展望園地への道に入る。つづら折れの楽な登り。

明るい場所に出ると、毛無山が見える。そしてすぐに展望園地。

展望園地から見る牛曳山(右)と伊良谷山のゆったりとした姿。

展望園地を後に、管理道との分岐を過ぎると、谷をいくつか越えるトラバース道となる。

傾斜の緩い、気持ちのいい道。この先で尾根をUターン気味に回りこむと・・・、

視界が開け、竜王山の斜面が見える。ここまでずっと緩い登りだったのに、意外にも高いところまで登っていたことがわかって、爽快な気分。

やがて尾根上の道となり、大きなブナが次々に現れてくる。

右手に植林帯を過ぎると、ふたたびトラバース道。

高度が上がり、ついに薄緑色のガスの中へ。いい感じです。

一瞬尾根に乗った後、その尾根を左上にしてトラバース。

そして立烏帽子駐車場に到着。
立烏帽子山の山頂は、この写真のピークのもう少し上です。

駐車場からは、三本の道の中央をとり、立烏帽子山を目指す。下の方はつづら折れの緩い登り。

岩場が何箇所か現れ、上の方は少し急になる。と言ってもすぐに山頂に到着。

視界ゼロの山頂を後に、池の段の鞍部へと下る。真っ白い世界にユッキーがはしゃいでいます。

ガスの中の鞍部で、風をよけつつランチをとることにした。

なかなかアウトドアっぽい雰囲気ですね。
少し寒いので、久しぶりの野菜ラーメンがおいしいo(^ ^)o

鞍部からひと登りで、池の段の北東部に至る。そこから南西の三角点方面を眺めたところ。

池の段は地図には三角点が載っているのに、現地ではいつも見つけることができない。このケルンの先の、お地蔵様のいらっしゃる小さなでっぱりがそうだと思うのですが・・・。

←ケルンのてっぺんで囀っていたホオジロ

お地蔵様の先にも緩やかな斜面が続く。写真中央の尾根の右下がドルフィンバレースキー場の上部になります。

登り返して肩まで戻り、南東に竜王山の大きな山容を眺める。

御陵方面を眺めて寛ぐみなさん。ぼーっと見えているのが、私たちがこれから目指す御陵のピーク。

肩から潅木帯をひと下り。タニウツギに見送られて、樹林帯に入る。

神秘的とか幻想的という言葉がぴったりな霧のブナ林。

越原越(おっぱらごえ)の鞍部で、右手に六の原への分岐を見送り御陵に向けて登り返すと・・・、

これぞ比婆山。まさにブナ純林。

陽が差してきた。

登りの傾斜が緩んでしばらくすると、門栂(もんとが)と呼ばれるイチイの大木が見えてくる。ここはすでに御陵の一部。

淡い霧に包まれる今日の御陵。
ここで御陵に対峙しつつ、コーヒータイム。

御陵からは、門栂まで戻り公園センターへの道を下る。このコースをとるのはこのとき以来。

(ツマ)「このコースって、下の方がちょっとたいぎいんよね」
(オット)「ヤブなんじゃな!」
(ツマ)「ちがう、ちがーう! 覚えてないの? 植林帯が長いだけよ」
(オット)「あれ?そうじゃったかな。ぴよのおすすめコースは全部ヤブだから、てっきりここもそうかと思ったよ」

こんな会話をしていたので、ユッキーにまで私が「藪好き」だという間違った情報が埋め込まれてしまいました(笑)。

振り返って見上げる森はこんな様子。もし道がなければ、途方にくれるほどの緑の中。

ときどき、こんな王者のようなブナが現れる。

ブナ林の中を緩く下っていくと、立烏帽子山(写真左)のピークが見える場所に出る。ここから先は植林帯。

下草が意外にきれいな植林帯をだらだらと下る。長く感じて飽きてきた頃、2本続けて沢を渡り、傾斜が緩む。ユッキーの後ろの沢を見上げると・・・↓、

沢の真ん中に、背の高いサワグルミの木。

この後、さらにしばらく植林帯を下ると、越原越への管理道にぶつかり、左折。第一キャンプ場とスキー場の間を通る。

キャンプ場で先生の話を真剣に聞いているブラウニーの子どもたち。ベレー帽がとても可愛らしい(^ ^)
(ブラウニー=ガールスカウトのちっちゃい子バージョン。)

伊良谷山を目の前にする六の原に戻ってきた。

←帰宅後の作業を楽にしようとする人たち(笑)。

今日は雨の中を歩くことになるのを半ば楽しみにして歩き始めたけれど、雨は降らないまま六の原に下山。薄日の差すブナ林と、ペールグリーンのガスに包まれたブナ林の両方を濡れずに歩けて、体の中まで緑に染まりそうな1日だった。



マイヅルソウ

レンゲツツジ


アカモノ

イワカガミ

アキグミ


ギンリョウソウ

ツクバネソウ


ミズタビラコ

タニウツギ

ヤブデマリ


やたら威勢良く「オレサマ」しているように見える
アオテンナンショウ

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