小カブリ山 916m 〜 大カブリ山(中野冠山) 1002m (3)
(ワカン利用)
2018年1月14日



天狗石山登山道から見る大カブリ山(中野冠山)と小カブリ山

地図とコンパスのイラストデータ
行程

12:35登山口・・・13:35 780m台小ピーク13:40・・・14:15小カブリ山山頂・・・14:42鞍部・・・15:10大カブリの肩15:17・・・15:20大カブリ山山頂15:35・・・16:05鞍部・・・16:20最終民家・・・16:35サイオト集会所

コースタイム
(歩行時間)
3時間35分
同行者
その他


登山靴のイラスト 昨年11月下旬から始まった寒さはほとんど緩むこともなく、厳冬期を迎えた。今日は晴天。新雪をラッセルするには最適の日。以前出かけてとても良かった小カブリ山〜大カブリ山に、別のルートから登ることにして出発。

戸河内のダウンタウン付近でチェーンを装着。圧雪路をサイオト谷目指して進む。

今日は車が1台なので、小カブリ山の登山口から尾根通しでほぼ直進気味に780m台小ピークを目指し、その後前回ルートの尾根と合流する予定。

出発からしばらくは、わりとはっきり登山道の窪みがわかる。しかし登山道は尾根をいちいち巻いて進むのでまどろっこしく、なるべく尾根上(この写真では左側)を登っていく。

だいたいこんな感じの尾根。

780m台ピークへの登り。こんな真っ白な森には厳冬期でないと出遭えない。

780m台ピークに飛び出すと、小カブリ山が見える。

いったん下り、前回とったルートと合流。

どんどん登ります。

小カブリ山に到着。標識をプレゼント♪

ここから大カブリ山を往復する気マンマンのツマ。しかし展望とかピークとかいうものに拘りのない夫は、「オレ、ここで待ってるから」と言う。

そんなわけでツマだけ大カブリへ。
雪が深いので、慎重にルートを見極めつつ、鞍部へ向かう。

最低鞍部に下りる前のピークから、頭上に大カブリ山の稜線が見える。遠い!

最低鞍部にて。

鞍部からの登り返しはとてもきつく、ほんの5m進むのに何分もかかる。前回、雪が深かったらラッセル隊長が欲しいと書いたが、今日はラッセル隊長どころか、1人で黙々とラッセルするワタシ。アホですね、ほんとに(笑)。しかしこの先にある大展望を知っているから頑張れる。

振り返ったところ。
とても急なのがわかるでしょうか?








ようやく大カブリ山の肩に出た。
途端に目の前に展望が開ける。

朝チェーンをつけるのに手間取り、出発が遅くなったせいで、この時点ですでに15時過ぎ。
雲も増えてきているし、これから大カブリ山で写真を撮って引き返していたら、下山する頃には暗くなってしまう。
そこで大カブリから北の鞍部に下り、林道経由でサイオト集落に下りることに決めた。
小カブリで待っている夫に電話し、先に下山して車をサイオト集会所に回しておいてくれるように頼む。
これで余裕ができた。








大カブリの肩から眺める西中国山地の秀峰群
左から深入山、恐羅漢山、臥龍山、掛頭山







2枚上の写真の左側の尾根を大カブリ山へ向かう。

この盛り上がりの下に山頂標識があるのです、きっと。
この人たちのように掘り出したりはしないけど(笑)。








山頂からサイオト谷の大パノラマ








北の一兵山家山へと続く縦走路
大江高山や三瓶三が見えている








上の写真の奥にも写っている三瓶山
五つのピークすべてが、はっきりとわかる








左に三瓶山、右に大万木山








大万木山を拡大
なんとも巨大ですねー








おなじみ高杉山と天狗石山








数え切れないほどの南の山々
(と、毎回まとめてしまう)








10枚上の写真と同じ方角
大カブリの肩にいた15分前よりも雲の底が低くなった
深入山の左には、実は十方山が少し見えている








大佐山と、風車でがっかりな姿になった空山








真っ白い峰に少しだけ日が当たる雲月山







大カブリ山は標高は1000mに満たないが、周囲の山からの距離感が絶妙なのだろう、見事な360度の大展望が得られる。暖かいものを飲むことも忘れて眺めていたが、冷え込みは厳しく、雲も低くなっている。それで名残を惜しみつつ、コンパスを峠に合わせて北へ下りる。

雲と雲の間で、なんともいえない美しい色を見せる空。

さて、樹林帯に突っ込むが・・・、

雪は前回よりもかなり深く、コンパスの指す通りに下りているのに、どうしても左へ振れすぎているような気がしてしまう。あまり左に寄って谷に下りてしまうと、峠まで登り返すのが大変になる。その不安に打ち勝てず、尾根を一本右へ移動してしまった。結果的にはそれで林道の連続カーブ部分をスキップすることになり、良かった。

林道に下りて、登山口からのほぼ連続操業に悲鳴をあげそうな脚をなだめつつ、集落へと下りていく。それでも恐竜の卵のようなこの石に気づいてしまう(笑)。

集落の奥にある祠まで下りてきて、無事下山できたお礼をする。

民家もみえてきましたー。

サイオト集会所 そしておなじみのこの場所で夫に拾ってもらう。最初から最後までトレースのない新雪のラッセルで疲労度は大きいが、三瓶山や大万木山まで見える大展望に、やはり大カブリ山まで行って良かったと思いながらの帰途だった。


今日のルート

(地図データは国土地理院から配信されたものです)

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