小カブリ山 916m 〜 大カブリ山(中野冠山) 1002m (2)
2015年2月28日


登路から見る大カブリ(中野冠山)

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:20駐車場所(大歳神社近く林道入り口)…10:30山に入る…10:45 748m地点…11:35小カブリ山11:45…12:20中野冠山山頂13:30…13:55鞍部(林道)…14:20冠橋…14:30サイオト集会所

コースタイム
(歩行時間)
2時間50分
同行者 ヒロさん、夫
その他 入浴@温井スプリングス 700円/1人


登山靴のイラスト 昨年初秋に登った小カブリ山の山頂は、標識もテープすらもなく、木々に覆われて展望もなかった。雪の時期なら少しは突き抜け感があるのでは、と期待して、小カブリ〜大カブリの積雪期縦走を計画。小カブリ山まで良さそうな登路がないかと地形図を眺めると、大利原の神社付近から、サイオト谷と草安谷をつなぐ林道(農道?)ができているのを発見。その林道で峠を越え、草安へ下ったところから小カブリ山に向けて、とてもなだらかな尾根が続いている。そこを試してみることにした。

今日はヒロさんの参加で回送が可能なので、1台をサイオト集会所に駐車。もう1台で大利原に下る。夏道の登山口と神社との中間地点から林道に入ると、すぐに除雪終点(写真)。ここに車を停めて出発。

峠を越えると、目指す尾根が見えた(白い矢印)。しかし尾根先端は日当たりが良く雪が融けていたので、いったん隣の谷に入り(黄色い矢印)、斜めに登って尾根に取り付くことにした。

谷に入ったところ。左側の斜面を斜上していく。

尾根に乗りましたー!

やや急な登りをこなすと・・・、

すぐに748m地点。(写真奥から手前へ。)

この先は小さなアップダウンを繰り返しながら、緩い登りが続く。

下枝がうっとおしい箇所もあったが、登るに連れ積雪量が増え、気持ち良く歩けるようになる。

とてもなだらかな尾根。事前に地形図を見て良さそうだと思った通り(^ ^)v

左から大きな尾根が合流してくる付近。

そのまま浅い谷を直上。

登り切って夏道の尾根と合流すると、山頂まではあとわずか。最後にやや急な登りをこなすと・・・、

小カブリ山山頂。期待した通り無雪期とはまったく違う広がりを見せていた。写真の通り、行く手には大カブリがよく見える。ただ、残念ながら雲月山方面は木々の背が高く、展望が得られなかった。

小カブリを出発し、県境尾根上を大カブリへ向かう。

大カブリとの鞍部に至るまでに、こんなだだっ広い場所があり、コンパスは必須。

鞍部に下りた。この写真は一兵山家山方面。

反対側は、『西中国山地』に書かれた古道の谷。

鞍部からは、しばらくとても急な登り返し。春先で雪が締まっているからいいけれど、ラッセルだったら絶対ぽち隊長が必要です(笑)。

ちなみにぽち隊長、この冬はラッセルはおろかスキーにすら行かず、毎週末マタギをしていました(-o-)

やがて樹林が途切れ、兎の足跡に導かれて大カブリの肩に登る。
高杉山が覗いているのがわかりますか?

肩から振り返るとこんな感じ。雲月山を背負って登っています。

この肩は尾根の分岐となっている。(昨年9月に「?」が点灯した地点。)

雪があればサイオト側に下れそうに見えるけれど、地形図を見ると下の方は相当急な尾根(斜面)で難しそうだ。

コブから山頂までは、短いけれどものすごく気持ちのいい尾根歩き。

しかもふわふわの雪です!
おっと、ヒロさんの足元を良く見ると・・・、

通好み、芦峅寺ワカン!! 今シーズン購入したそうです。

大カブリ(中野冠山)山頂に到着。360度の大展望!

風をよけられる位置で、早速ランチ場所造り。

それでは働くおじさん達を尻目に、展望を楽しみましょう。











まずは眼下のサイオト谷。
左から天狗石山、高杉山、夫婦岩山、そして井屋山と、
昨年初夏に縦走した山々が連なる。
夫婦岩山の奥には毛無山も見える。

ここから時計周りに・・・↓











南側はいつもよくわかりません。











左側最奥に双耳峰の十方山、そのすぐ手前に深入山、右側奥に恐羅漢山











臥龍山掛頭山











大原山から大佐山
ゲレンデが見えるのが935mピーク










左から大佐山、傍示山、大潰山(柏原山)











雲月山
標高が低い上に日当たりがいいので、雪はだいぶ溶けています。











北側は一兵山家山へと連なる尾根
(2000年に歩いていますが、記録はお蔵入りしています。)











天狗石高杉に戻りました。










ランチ中の空はこんな感じ。雲が次第に集まって、厚くなっていく。

それでは下山しましょう。

北へ縦走路を下り、サイオト集会所へのルートを右に見送って直進。

県境尾根に沿って、とても急な下り。

下りルートでも、無雪期と違って展望が得られる。

尾根の周囲にはブナも見られます。

林道の通る谷峠まで下りてきた。ここを右折し、林道に乗る。

あとは林道をたどって下ればOK。

集落が見えてきた。

冠橋のたもとで、右折して県道へ。このあとは猫にちょっかいを出しつつ、のんびりと集会所まで歩く。

サイオト谷入り口から振り返る小カブリ(左)〜大カブリ。



(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図Webシステムから配信されたものです。)

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