大佐山 1069m (4)  2015年1月24日
南面ルート ワカン


嶽 県境尾根から見る大佐山

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:30駐車場所…10:47林道分岐…11:04林道分岐…11:10小鞍部林道分岐…11:25尾根取り付き…13:00大佐山山頂13:50…14:15 935mピーク14:40…15:22(朝通った)林道…15:50駐車場所

コースタイム(歩行時間) 4時間05分
同行者
その他 入浴@温井スプリングス 700円/1人


登山靴のイラスト 2年前に開拓した大佐山南面ルートが良かったので、もう一度歩くことにした。大佐スキー場駐車場の南、空き地の入り口に駐車。ここに停められるかどうかは除雪状態による。除雪のデブリがあって停められないときは1,000円払ってスキー場の駐車場に入るしかない。

真っ白な雪原を、林道目指して横切る。

しばらく林道歩き。

林道にかかる橋を渡ると、向こうに門のような杉の木立が見えてくる。そこを抜けると林道のT字路に当たるので右折。

沢の右岸を歩いていくと、分岐がある。ここを左折。
直進するとどうなるかは、最後に明らかになります。

林道歩きが続く。何層にも積もった雪。数えると何度振ったのかわかりそうですね。

林道が下りになるコシガ峠(たお)から右側の尾根に取り付く。峠から西側を見下ろすとクマ檻(写真)があり、目印になる。

緩い尾根上には地形図には出ない小コブが連続。歩きながら気がついたが、明らかに人工的な窪みが峠からジグザグに上へと登っていて、何度もそれを横切ることになる。こんな林道?は前回は影も形もなかった。林道というにはまだ掘削の規模が小さい。一体なんなのでしょう。

傾斜のない気持ちのいい尾根。

やがて右前方に小ピークが見えてくる。前回は正直にここを登ったけれど、今回は南側鞍部から矢印のように巻いていく。

ごく小さいピークなので、すぐに北側鞍部に至る。

鞍部から、谷筋の登り。今日の登りではここがいちばんきつい。

ふたたび尾根に乗る。あとは尾根に沿って登ればいい。しばらく植林帯との境目を歩き・・・、

左から別の尾根が合流すると、明るい落葉樹林となる。

日差しが出てきましたー!

次第に木々の背丈が低くなり、山頂部に出る。

山頂に到着。大展望の山頂だというのに、他に誰もいない。

南側の展望を楽しみつつ、ランチタイム。
それでは前回と同じく、時計周りの展望をどうぞ↓。












何度か雪の時期に歩いた雲月山












R191の通る傍示峠を隔てて、大潰山(柏原山)
白く見える部分のいちばん高いところが山頂。右手前は傍示山。

島根県側(左)は深い谷と急な斜面。
対して広島県側は比較的なだらか。
島根県側の長い尾根、良さそうなのですが、
下部が急すぎます。(←なにを考えているやら・笑)。











天狗石山高杉山
奥にぼーっと阿佐山、
天狗石山の草尾根の下に中野冠山(大カブリ山)と小カブリ山











最奥中央に大箒山、右に床尾山
前回は未踏だったこの山も、2年前の早春に歩いたので気分がいい。










掛頭山臥龍山

臥龍山の左側稜線の向こう側に、深入山がぽちっと覗くのが
肉眼では見える。しかし写真では相当引っ張らないとわからない。

臥龍山の右は恐羅漢山方面。
逆光な上、今日の空ではわかりにくい。











191スキー状の奥(右側)にある
そのほぼ真上に見える匹見の無名峰(尖ったピーク)











こちらは前回よりすっきり見えます、空山と弥畝山
空山は、前回ここから眺めて「登ってみよう」と思ったのだった。









ランチを食べながら下山路を観察。
黄色い矢印のゲレンデを下り、935mピークから右側へ下りる。

後半戦に出発。雲月山や大潰山を見ながら歩き出す。

ブナ林の尾根を北東へ下ります。

ゲレンデに乗り、南へ向きを変える。こんどは天狗石山や高杉山の展望。

大展望の下り。

山頂を振り返るとこんな感じ。

935mピークとの鞍部に向けて、ゲレンデが狭くなる。

935mからは、前回と同じく林道にいちばん近づく尾根を下りようと思ってコンパスを振った。ところがその指す方向には、前回はなかったスノーボード専用のゲレンデが出現していた。とても急なコースで、そんなところをウロウロ下りてボーダーに迷惑をかけてはいけないし危険でもある。それでひとつ隣の尾根を下り始めた。

左写真の下部はものすごく急な尾根。今日はワカンだからいいけれど、スノーシューで下るのはとても怖いに違いない。10分足らず下ると、林道が見えた。朝歩いた林道ではない。前回来たときにはなかった林道だ。

林道に下りるところは段差が大きい。

実はこの林道ができていることは、昨年末に偵察行をして知っていた。そのためピークからどの尾根を下りても、どこかでその林道に当たることは想定内。ただ、このまま林道を下りたのではつづら折れが大きい分、時間がかかってしょうがない。

そこで良さそうな尾根に移り、何度も林道を横切りながらその尾根を下っていく。

やがて沢音が聞こえてきて、最後に極めつけの斜面を下ると、沢の左岸に下り立った。

沢を渡り、対岸に上がる。

そこはちょうど登りで谷を離れ、大佐山の斜面へと左折した場所だった。あとは朝歩いたトレースをたどればいい。

ここが前回下りて来た地点。夫、振り返って見ています。

振り返るとこんな感じ。前回は黄色い矢印のように下りてきた。
ちょうどこの地点から林道が延伸され、そのため前回はなかった橋がかかり、沢を楽に渡れるようになっている!

明るい谷の中を戻っていく。

出発地点の雪原に戻ってきた。久しぶりに積雪の中を4時間以上歩き、足の疲れが心地よい。

それはいいのですが、大佐山は林道だらけの山になってしまったようです(-_-;; 東日本大震災以降、あちこちの山にやたら林道が増えているような気はするけれど・・・。




コシガ峠(たお)から尾根に取り付く登路は前回と同じ。
緑色のラインは前回の下山路。
ライン末端の尾根と沢が当たる地点に、林道を造るための橋ができていた。

@は下山時林道に当たった地点。少し東へ進み、わかりやすい尾根に乗り換えた。
この林道は、中央に見える林道分岐からA、@を経てBへとつながるもの。
Aで大佐山と935mPとの間の大きな谷を渡った後、
935mPの南斜面に大きなつづら折れを描き、Bの終点まで延びている(2014年12月時点)。
今後935mPの北西側鞍部まで延びるのかもしれません。

(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図Webシステムから配信されたものです。)

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