女鹿平山 1032m スノーシュー&ワカン利用
2011年2月13日


吉和中央部から見る女鹿平山
簡単に登れそうに見えますが、
深雪だと、それはやっぱり時間がかかります。

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:10駐車場所(神社)…10:15変電所前(準備)10:20…11:10林道…11:50林道11:55…12:25林道12:30…13:15女鹿平山山頂14:00…14:10林道…14:25林道…14:45林道…15:05変電所15:10…15:15駐車場所

コースタイム(歩行時間) 4時間
同行者
その他


登山靴のイラスト 新たな道具を手に入れました!















じゃん!















かっこいい〜(>。<)!  芦峅寺ワカン、木製。















クランポンはこんな。
ちょっと削った方がいいでしょうか?

3年前の十方山で、M野さんのかっこいい木製ワカン姿を見て以来、「オレもあんなの欲しい〜」と言い続けた夫。ツマ実家でもそんな話をしていた甲斐あって、母の山仲間の人から譲ってもらえることになったのです。

さて、そんな道具を手に入れた夫が「履き心地を試してみたい〜」と言うので、女鹿平山に行くことにした。今期ずっとワカンばかりだった私は、1年ぶりのスノーシュー。

聖山と姿が似ている女鹿平山は、積雪期に登るのにちょうどいいだろうと、以前から目をつけていた。いつものように「地図凝視タイム」を経て浮かび上がってきたルートは、吉和変電所から送電線に沿って北西に登り、その後北に向きを変えて尾根を登るもの。途中で3度、林道を横断することになる。

吉和までは下道のドライブ。R186で羅漢渓谷に入ると、素晴らしい雪景色が広がっていた。

津和野街道との分岐付近。

吉和の里に入った付近。

R186沿いの神社の前に車を停め、変電所まで5分歩く。そこで支度をして、雪の上へ。しばらくは頭上に見える送電線に沿って登ります。

変電所から管理道らしきところを5分ほど登り、尾根に取り付く。いきなり膝まで沈む。

尾根に乗った。傾斜は緩い。

いったん植林帯を抜ける。

地形図で林道と送電線が交差する地点の南で、ベロ尾根に登る。

ベロ尾根上。この先で送電線を離れ、写真中央の尾根を目指して歩いていくと・・・、

林道その1に出る。ここを横断。

日が差して青空が見えてきた。林道を離れ、しばらく傾斜の緩い斜面を登っていくうちに・・・、

尾根が次第に明瞭になってくる。

自分の足元を見たところ。昨日降ったばかりの雪はふわふわで、深雪もあまり苦にならない。

やがて目の前に急斜面が見えてきて、そこをツマが(←強調)ラッセルで登っていくと、林道その2に飛び出した。

林道を横断し、ふたたび植林帯へ。深雪からはみ出した枝を見ると、無雪期には藪なのだろうと想像できます(汗;;

何度か地形図に出ない小コブを経て、ふたたび急斜面を登ると、目指していた林道の分岐にピンポイントで飛び出した。
(数mずれているように見えるのは、林道の下で登りやすい方に進んだから。)

地図コンパスを使っての山登りは、目指していた場所に出た瞬間の「おーっ!」という驚きがとても楽しくて、やみつきになる。

「GPSだと自分のいる場所がピンポイントでわかるんですよ。紙の地図ではそれはできませんから」と、得意げな表情で言っている登山者をテレビで見たことがある。自分がどれだけ恥ずかしいことを言っているか、わかっていないのだろう。これからこんな人が増えていくのでしょうね(呆)。

林道その3から急斜面を登り、樹林帯に入る。雪はどんどん深くなっていく。

高度が上がり、ブナの木が見られるようになってきた。

最後に盛り上がった雪のドームのようなところを登ると、山頂に到着。

スキー場側から山頂を見たところ。とてもピークらしいピークです。登ってきたのはこの写真の左側から。

『西中国山地』には大神ガ岳が見られると書いてあるので楽しみにしていたのに、山頂周辺の木々が育ってしまい、展望は南から東にかけてしか得られなかった。

こちらはもみの木森林公園方面。(白いところがスキー場。)

下山は別のルートにしたいとも思ったけれど、今日は日曜日なので効率を優先。自分たちのトレースを目印に、わざと新雪の中に入り込んで、滑りながら下りていった。転んでもふわっふわの雪で全然痛くない。わざと転ぶのを楽しんでしまったほど。

林道その3に戻ってきた。

林道その2に戻ってきた。

同じく林道その2から、樹林帯に入るところ。

林道その1を横切ると、送電線の下に戻る。

変電所が近くなり、吉和の里が見えてきた。

変電所脇でワカンやスノーシューを外し、安芸冠山を眺めながら駐車場所に戻る。

女鹿平山は全体に傾斜が緩く、期待した通りスノーハイクにぴったりの山だった。周囲を安芸冠山や十方山などのメジャーどころに囲まれ、標高もあまり高くないため無雪期には積極的に登りたい山とは言えないけれど、積雪があればイメージは一変。とても楽に雪を楽しめる山だった。他にも良さそうなルートがいくつかある。ちなみに、広島山稜会のT沢さん別のルートで登られています。

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