高杉山 1150m 〜 天狗石山 1191m (3)
2017年3月11日


来尾峠への下山路から振り返る天狗石山

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:50駐車場所・・・12:25高杉山山頂13:15・・・13:35地下水ヶ所分岐・・・13:50ホン峠・・・14:05高杉分岐・・・14:30天狗石山山頂14:35・・・14:50高杉分岐付近15:15・・・15:50来尾峠・・・16:00駐車場所

コースタイム(歩行時間) 3時間50分
同行者
その他


登山靴のイラスト 超暖冬から始まったこの冬は、終わってみれば雪の多い冬だった。雪の山は準備が多くて面倒だけれど、出かけてみればやはり楽しい。今シーズンもう一度その楽しさを味わおうと、才乙集落に向かった。計画では天狗石山〜高杉山の順で歩くつもりだったが、現地でその逆コースを行くことに・・・。

スキー場の駐車場に入ると料金が必要なので、除雪終点に駐車。ここから高杉山まで、ほぼまっすぐ登る。(写真は午後に撮影。)

まずはスキー場の駐車場へ。

駐車場から山に入る。登山道ではないので、トレースは期待できない。

ホン峠へと向かう道を渡ります。

植林帯との境目をどんどん登っていく。
やがて右手に北側ゲレンデのリフトが見えてくる。その脇を黙々と登る。

尾根上にはこんな大きなブナが何本も見られる。このような木々を伐採せずに残した人たちの思いが感じられる。

リフトから離れると視界に人工物はなく、誰も歩いていない雪面が広がる。


山頂部が近づくと、ふたたびリフトの横を歩くことになる。リフトの左側を歩いていたが、少々歩きづらかったので、いったんリフト下をくぐり、もう一度くぐり直して・・・、

誰もいない山頂に到着。

ここは無雪期には笹原なので、こんもり広々した感じを味わうには、積雪期に来るのがいちばん。(一度めの積雪期山頂はこちら。)

ランチ場所設営中のオット。

ツマ、展望満喫中(笑)。

まずは南東に大暮毛無山







こちらは十方山、深入山、恐羅漢山、臥龍山、掛頭山、嶽、大佐山など。
この1枚の写真に、スキー場が4箇所も写っている。
それぞれ拡大してみましょう↓。








左奥が十方山、手前中央に深入山、右側が恐羅漢山(恐羅漢スノーパーク)。








左から臥龍山掛頭山(芸北国際スキー場)、無名峰、嶽。







無名峰と(191スキー場)を拡大。








左奥が空山、右側が大佐山(大佐スキー場)。








眼下に才乙の田園地帯。
左側が中野冠山、右奥が雲月山







ランチをすませ、山頂から北へ、天狗石山を目指す。今日は誰も山に入っていないらしく、トレースはまったくない。山頂からの歩き出しはコンパスが頼り。

下り始めるとブナ林の向こうに天狗石山と草尾根が見えてくる。

この時期、いつもならブナの根開けが始まっているが、今年は幹の下の方がまだしっかりと雪に埋まっている。

山頂からいったん北東に下り、北へと尾根を乗り換える。トレースのないふわっふわの雪、晴天、ブナ林ごしの展望・・・。この下りは最高だった。

尾根を下りきると、地下水ガ所分岐の標識が出ていた。(進路は写真の左から右へ。)

地下水ガ所分岐の鞍部から、何度か小コブを越えて進む。今日は視界もあるし、左右に尾根が張り出すごとに現在地を確認していれば間違いない。

ホン峠に到着。左下に乳母御前の祠の屋根が見える。

ホン峠から登り返し。どこでも歩ける。無雪期よりも歩きやすい。

天狗石山の稜線に出て、高杉山を振り返る。

さて、天狗石山を目指しましょう。ブナ林の向こうに見えているあの盛り上がりです。

たっぷりの雪は春先とは思えない。しかし日差しの明るさはやはり春のもの。

山頂に到着。
ここで今日初めてトレースを見る。東側から登ってきて、東側に戻った人のものらしかった。

山頂から大江高山(左奥)、三瓶山方面。三瓶山はかなり霞んでいて写真ではよくわかりません。

高杉山別れまで戻り、下山路の草尾根を眺めてコーヒータイム。
そして名残を惜しみつつ、下山にかかる。

振り返ると、草尾根の向こうに天狗石山。前回冬に登ったときに見られなかったこの眺めを見たくて、今日はこのエリアにした。先に高杉山を登って午後ここを通ったため、順光となって正解だった。

下山路から見る中野冠山(大カブリ山)と小カブリ山

こちらは風車に席捲されてしまった空山と弥畝山(中央は大佐山)。

最近読んだ新聞記事によると、島根県は大佐山にも風車を作ろうとしているとか。大万木山の林道を持ち出すまでもなく、ここの行政はどうかしている。北広島町で反対の声が出ているというが、当然のことだ。よく考えないと、後悔することになる。

草尾根を過ぎると、尾根は細くなってくる。写真は三角点付近。

そしてこの山名物の急な下り。

来尾峠まで下りてきた。

ゆるゆると車道を下山。今シーズン最後の雪の山は、最初から最後までトレースなく、人に出会うこともなく、最高の1日だった。

今日のルート(左側のP地点から反時計周り)
GPS軌跡を取り込んでいないので、手描きです。


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