空山 1060m台 (2)
(残雪期ワカン利用 水越峠(鍋滝峠)からピストン)
2014年3月21日


鷹ノ巣山から見る空山

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:50水越峠…12:05展望地12:50…12:55空山山頂(三角点ピーク)…13:10 1060m台ピーク13:55…14:05山頂14:10…14:55水越峠

コースタイム(歩行時間) 2時間30分
同行者
その他


登山靴のイラスト この冬、大佐山大潰山から空山の姿を見て、3年前に登ったときの大展望を思い出し、また行きたくなった。島根県の道路規制情報を見ると、浜田市側の県道は3月20日時点で依然通行止め。それで今回は益田市側から水越峠(地形図上の鍋滝峠)まで車で上がり、峠に駐車。

水越峠を益田市側から見たところ。(下山後に撮影)。
ちょうど1台が停められるだけのスペースがあった。

今日はワカンを装備。峠からすぐ西側斜面に取り付くと、わずかな登りで尾根に乗る。前回よりも10日ほど遅いので、雪はかなり融けている。

歩きやすいところを選び、尾根に沿って西へ進む。
向こうに見えているのがこれから登る空山の稜線。

東西に長い小ピークから、鞍部へ下りる。

そして登り返し。

あらぁ〜、雪がありません!

こういうときにワカンだとはいたままで歩ける。スノーシューだったら、ただ邪魔なだけだ。

尾根の周囲には、大きなブナが何本か見られる。

傾斜が緩んできました。

稜線の北側を走る林道(作業道?)に出合う。前回よりも拡幅されている。

弥畝山牧場はすっかり春めいて見える。

作業道で小ピークを巻いていくと、三角点のあるピークに向けて、左側に緩い道が延びているのが見えた。ここで作業道を離れます。

三角点ピークの東側は大展望の地。座り込んでランチタイムとなる。












こんな眺め。大佐山の右奥にぼーっと見えているのは・・・、












天狗石山と高杉山、さらにその奥にうっすらと阿佐山。












松並木の緩い登り。三角点ピークへ向かう。(写真は振り返ったところ。)

こちらが三角点ピーク。

ここまで来ると掛頭山、臥龍山に加えて、深入山(右端)も見える。

『西中国山地』で「空山」とされているのは三角点ピーク(1036m)ではなく、その南西にある1060m台ピーク。そこを目指して尾根上をさらに進み・・・、

山頂へ緩い登り。

こちらが1060m台の山頂。(西側から撮影。)

さらに尾根上を西へ(写真奥から手前へ)進み、この辺りでコーヒータイム。












南側の木々をすかして、こんな大展望が広がる。
写っているのは高岳、聖岳、砥石郷山、十方山、恐羅漢山など。
県境稜線の手前に匹見の無名峰が写っています。










広い雪原をさらに北西へ進んで右側を見ると・・・、

歩いてきた尾根(右上)のすぐ下を通る作業道につながる。オット、こちらの道で帰ります。

こんな感じ。

ミステリーサークル?(笑)





(作業道上には電波塔か何かの基礎がいくつか建設中。この輪は、実はその上に雪が積もったもの。)

一方ツマは展望のいい尾根上を戻っております。











三角点ピーク付近より、
左端が恐羅漢山、右端が岩倉山、
ほかに広見山、天杉山など。
逆光でわかりにくいですが・・・。

R191の西側には800〜1000m台のピークが連なり、
ここに縦走路があったら素晴らしいのにと思う。











左から高岳、聖山、砥石郷山











左から深入山、向山と蔵座山、サバの頭、その手前に高岳











左から掛頭山、臥龍山、深入山










おや、夫も稜線に戻ってきました(笑)。
と言っても、この先すぐに、ランチをとった展望地から作業道に下りる。

森に入る地点まで戻ってきた。

気持ちのいい光の中、下っていきます。

ブナエリアにて。

陽光の中の鞍部。右側の斜面を登り返す。

水越峠まで戻ってきた。

水越峠(鍋滝峠)の夫婦ブナ。



空山は、なんと言ってもその名前がいい。遠くから見ると大きく尾根を広げた姿も美しく、登頂意欲をそそられる。そして登ってみれば大展望。今回も満足して、奥山からすっかり春めいた里へと戻った。



稜線上で上にふくらんでいるのは作業道を通った部分。
水越峠の左側の緑色の線は、前回の登路。

(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図Webシステムから配信されたものです。)

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