嶽 989m (5) 東面ルート
2017年1月28日


地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:40虫送峠・・・11:02尾根とりつき・・・11:50 964mP11:55・・・12:40嶽山頂13:45・・・14:05小P14:10・・・14:30休憩15:00・・・15:42 車道(R191)・・・15:50虫送峠

コースタイム(歩行時間) 3時間25分 (1名つぼ足のため時間がかかった)
同行者 ヒロさん、夫
その他 入浴@いこいの村ひろしま 500円/1人


登山靴のイラスト 2年ぶり5度めの嶽。オリジナルルートを開拓した東面の登路と下山路は、秘密にしておきたいけれど、教えたい(笑)。今日はまたぎに進化したぽち隊長に代わり、ここ数年雪の山に付き合ってもらっているヒロさんに、このルートを披露することにした。

冷え込んだ朝。虫送峠周辺の木々が霧氷で輝く。

嬉々としてスノーシューをつけて歩き出すと、なぜか左足だけがズボッと沈む。見ると左足にはスノーシューがついていなかった。振り返ると、さっき装着したはずのスノーシューが数メートル後ろに取り残されている。

ボケが始まったわけではないですよ(笑)。10年前に買ったスノーシューのストラップが劣化して、装着したときに切れたのに気づかず、歩き出していたのです。

仕方なくつぼ足で歩き出す。前に男性2人がいるから、少しは固まって歩きやすいかと思いきや、一歩進むごとに30cmぐらい沈んでしまう。

←登路の尾根と下山路の尾根を眺める男性陣。
今日のルートは2回めの嶽と同じ。GPS軌跡はそちらをご覧ください。

尾根取り付き地点までやってきた。つぼ足の私はここまでですでに疲労状態。ちゃんと山頂まで行けるのか不安・・・。

尾根を登り始めると、どんどん周囲の展望が広がっていく。写真は掛頭山方面。中央奥に、天狗石山が見える。

急な尾根。しかし青空の下で気持ちがいい。

964mピークまでやってきた。
つぼ足の1名のみ、したたるほどの大汗(笑)。

向きを変え、山頂へと続く尾根を進む。写真の白いピークが山頂。

尾根上にはだだっ広い小ピークが続き、進路を誤らないようにする必要がある。しかし何度もここに来ているので、今日はあまりコンパスを使うこともなく進んでいける。

山頂手前のブナ林。

山頂標識、4年たって割れてしまっていた・・・。

山頂で驚いたことに、以前は樹林に覆われていた南側の一角が伐採され、きれいな雪原になっていた。

そこから山頂を振り返るとこんな感じ。この辺り、以前はすべて木々の中だったのですが・・・。






伐採地は素晴らしいパノラマが広がる。
拡大してみましょう↓












ならだかに裾野を広げる臥龍山。

蔵座高原から見上げるのとはぜんぜん違い、高さと大きさを感じさせる深入山。

天狗石山、高杉山、阿佐山。

大パノラマに声を上げ続けていたヒロさん、ふと我に返り、ランチ場所造営を開始。

至福のとき・・・。

ランチ後、南東に見える小ピーク(写真の木々の奥に見えるピーク)へ向かう。

たどり着いた小ピークからは、雪が少ないのと木々が成長したのとで、以前のようなパノラマは得られなかった。(写真は高岳、恐羅漢山方面。)

小ピークから東に向きを変え、鞍部へと下る。

登り返すとなだらかな小ピーク。

大ブナも健在。
下の方に写っている白いところが登路の尾根。右から左へと登ってきた。

この辺りにはブナをはじめとした大木が多い。

さらに進路を変え、下山路の尾根を目指す。
途中、この展望の中で、コーヒータイムをとった。

深い谷を挟んで並ぶ深入山とトンガリ山。右の尾根がぴよ尾根、左の尾根がタロ尾根です(笑)。

この景色は何度来ても飽きない。

下山路の尾根に入った。

実は、今日は既知の2本の下山路とはさらに違う尾根を下るつもりで、事前に尾根の分岐点と進路の角度まで予習し、地形図に記入してきていた。しかしつぼ足で歩き続けて疲れ、頭を使うのがイヤになった計画部の独断により、いちばんわかり易い2回めのときの尾根を下ることになった。

この下山路は、わかり易いけれど、最後がちょっと厳しい。先端まで行ってしまうと崖(コンクリートの法面)で下りられないので、その手前で急な斜面を左側の谷に下る。下った後は、流れを渡るか、そのまま右にトラバースして・・・、

R191に飛び出す。

虫送峠まで戻ってきた。今日は一日中高気圧の下、伐採地からの大展望というおまけもあり、お気に入りのオリジナルルートを堪能した1日だった。ずっとつぼ足で疲れたけれど(笑)。

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