摩耶山 698m 〜 神戸市立森林植物園
2019年7月6日

あじさいを見るため、山伝いに森林植物園へ

地図とコンパスのイラストデータ
行程

10:30摩耶ケーブル虹の駅・・・10:34摩耶花壇跡・・・10:45仁王門・・・10:53旧天上寺跡・・・11:10摩耶山三角点・・・11:15掬星台11:20・・・摩耶植物観察園・・・車道・・・11:50オテルド摩耶・・・11:52アゴニー坂入口・・・12:03車道・・・12:07穂高湖分岐・・・12:15穂高湖堰堤下12:20・・・12:30分岐・・・12:42マムシ谷出合・・・桜谷出合・・・13:14黄蓮谷出合・・・ヌケ谷出合・・・13:28森林植物園分岐・・・13:32東門・・・13:47料金所・・・13:50長谷池15:55・・・森林植物園・・・14:50休憩15:30・・・森林植物園・・・15:50バス停

コースタイム(歩行時間) 4時間30分(うち森林植物園80分)
同行者 単独
その他 摩耶ケーブル(虹の駅まで) 410円
神戸市立森林植物園入園料 300円
バス森林植物園〜三宮 510円


登山靴のイラスト 6月の初旬だったか、日経新聞の土曜日の特集に、神戸市立森林植物園のあじさいが載っていて、どうしても行きたくなった。「植物園だけ行ってもなぁ・・・」と思い、布引貯水池からトウェンティクロスを経て森林公園に行くルートを思いついたが、調べるとトウェンティクロスは通行止め中。代案を探して地形図を眺めると、摩耶山からアゴニー坂を越え、穂高湖から徳川道かシェール道を下れば森林植物園の東口に至ることがわかり、俄然やる気が出てきた(←アホ)。

とは言っても摩耶山を下から登っていると大汗をかきそうなので、ケーブルを利用することにし決定。しかし、ケーブル駅に着いてみると・・・、

虹の駅までのケーブル区間は運行しているが、そこから星の駅(掬星台)までのロープウェーは強風のため運休と判明。

歩くとどのくらいかかるか駅員さんに尋ねると、「1時間くらい」だという。地形図を見てもさほど大変そうな傾斜でもないので、途中から歩くことにして、ケーブルに乗車。

虹の駅から摩耶古道に入る。

尾根上にある摩耶花壇の跡。
この場所に木造洋館の宿泊施設があったとか。

樹林帯を登っていくと・・・、

仁王門があった。

仁王門をくぐると、石段が始まる。
この石段は地形図に載っているだけあって、とても長い。

石段を上りきったところが、旧天上寺跡(摩耶山史跡公園)。開創646年の天上寺の伽藍がこの場所にあったそう。

史跡公園を過ぎると三権現社跡で道が分岐する。左側が尾根道とあったのでそちらをとって、さらに登る。

なんだか気持ちの良い場所に出ました。奥の院跡のようです。

杉の美林を眺めつつ、わずかに登ると、天狗社のある摩耶山三角点に至る。

いったん車道に出て、夜景で有名な掬星台へ。

大阪湾と葛城金剛、紀伊方面。

淡路島。

ガーデンテラス方面。
六甲山系は、大都市圏からまさに屏風のごとく急にせり上がり、ボリュームのある森を擁している。

掬星台を離れて縦走路に入る前に、ちょっと摩耶自然観察園に寄ってみます。(写真は産湯口。)

遊歩道を散策しているうちにあじさい池に出た。
左側のカエデの枝に、たくさんの白いものがぶら下がっているのが見える。

モリアオガエルの卵でしたー。

園内散策自由。
自然に近い姿で、シチダンカをはじめとするアジサイが咲いている。


車道に戻り、オテルド摩耶への遊歩道に入る。

オテルド摩耶を通過し、アゴニー坂へ向かう。

アゴニー坂の上から見る六甲チーズ牧場。

アゴニー坂を下る。

車道に出て右折数分、穂高湖入口で左折。
すぐに徳川道分岐を左に見送る。

穂高湖堰堤下でしばし休憩。

このあずまやから先、シェール道となる。

シェール槍と新穂高の間のシェール道を行く。徳川道よりたくさん歩けそうだからこちらにしたが、まさにそのせいなのか、ひと気がない。

しばらく広い管理道?を歩き、この標識を左折。いよいよ本格的な谷道に入る。

沢の合流地点。いきなり渡渉。
合流した沢をすぐに左岸に渡り返すのだろう、先の方には橋が見える。

橋を渡った後で、またもや渡渉。左岸から右岸に渡り返す。

いい感じの道になり、ほっとするのも束の間。

右側からマムシ谷が合流する地点まで来ると、指道標が水没している。そして沢の向こう側に、この先の道らしき階段が見える。どうする・・・?

冷静になって周囲を見回すと、いったんわずかにマムシ谷(上の写真の右側)に入り、谷を渡る道があることがわかった。それにしてもまた渡渉。この辺りで、水量が多いときはこのルートはアウトだなということを理解し始める(笑)。

2枚上の写真の階段を登り、尾根を巻いて下っていくと、こんどは橋があった。ここで左岸に渡り、その先でまた橋を渡り、右岸に戻る。

右岸に渡ってしばらくは、杉林のなだらかな道。しかしほっとしてはいけません(笑)。やがて・・・、

次の渡渉地点に至る。

水から出ている岩と岩の間隔が広い上、岩の表面は飛びわたると滑りそうだ。ちゃんとした登山靴をはいていたならためらいなく水に入るが、今日はウォーキングシューズで来たので濡らしたくない。面倒だったが靴をぬいで渡った。

続いてまた沢を渡る。この先すぐに徳川道分岐がある。

徳川道と合流し、桜谷道を左に見送ると、またも渡渉地点。

右岸に渡り、しばらくなだらかな道を行く。
が、まだほっとできないんです(笑)。

右側に黄蓮谷を見送り、さらに右岸の道を下る。
桟道あり。こういうのは山らしくて、ちょっとうれしい。

大きな堰堤の横を急降下する。
この先、ヌケ谷を右に見送り、橋で左岸に渡る。

するとようやく森林植物園への分岐に至る。
そしてまたも渡渉。「徳川道の飛石渡し」という標識まである。

渡って振り返ったところ。水量が少なければ問題ない。

さらに小さな沢を渡ると、その次の沢の向こうに、森林植物園の東門が見えてくる。

門を入っても続く渡渉(笑)。

ため池の横を通る。

料金所に到着。
ここからで緊張を解き、散策と花モードに入る。

カモシカ園にて。
けっこう気の荒そうなコ。

大きな長谷池。ため池ですね。

あじさいが咲いているのが見えます。

スワンプ状になった長谷池畔には、ヒノキ科のラクショウという高木があり、地面より上に根を伸ばす「気根」が見られる。

園内観光客多し。

ようやく落ち着いてランチタイムとなった。
(ごはん半分にしてもらっています。カレーのごはんって、絶対多いから。)

バスで三宮に戻る。乗客多く、40分間立ちんぼうはつらかった。

今日のルートはト通行止めのウェンティクロスの代わりだったが、橋のない渡渉が7〜8回あり、トウェンティクロスとあまり変わらなかったのではないだろうか。緊張する場面もあったが、アジサイ以上に楽しめた。





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