厳島弥山 (28)
(大元公園〜前峠山尾根道〜前峠山〜前峠〜焼山〜駒ガ林
〜弥山〜獅子岩〜かや谷ピーク〜302m〜博打尾〜紅葉谷公園)
2010年11月20日


前峠山尾根道から見る駒ガ林(左)と焼山
逆光ですが・・・

地図とコンパスのイラストデータ
行程

7:55宮島桟橋…8:10紅葉谷公演8:20…8:30大聖院前…7:35多宝塔…8:40木比屋谷8:45…8:50大元公園9:00…9:40大岩…10:00前峠山10:15…10:27谷道分岐…10:28前峠…11:00焼山11:20…11:22鞍部…11:35駒ガ林…11:38遊歩道…11:43仁王門跡鞍部…11:55御山神社12:45…12:55弥山山頂13:05…13:10弥山本堂13:20…13:28紅葉谷分岐…13:35獅子岩13:45…13:55かや谷駅…14:04かや谷ピーク…14;20 302m…14:30包ガ浦分岐…14:38博打尾…14:50中尾橋…15:10公民館前隧道…15:20桟橋

コースタイム(歩行時間) 5時間05分
同行者 単独
その他 JR向洋駅〜宮島 650円/片道/1人


登山靴のイラスト 紅葉時期の宮島を訪れるのは3年ぶり。帰りの船で観光客と一緒になってもみくちゃにされるのは覚悟の上だけれど、せめて朝は静かなうちに歩き始めようと、7時過ぎには宮島口桟橋に着いた。ところが、JR連絡船の時間を調べていなかったので、たっぷり30分も桟橋で待たされ、島に渡って歩き出したのは結局8時過ぎ。7時台は3本、それも変則的な間隔でしか船が出ないのです(- -;;

JR宮島口桟橋。ここからすでに旅気分。

今日は前峠(まえだお)に登るので、大元公園が起点になる。人がいないうちに紅葉谷公園の紅葉を見ようと、町家通りを抜けてまずは紅葉谷公園へ。そこからから遊歩道をたどって大元公園に向かうことにした。

四の宮神社も紅葉の中。

毎年きれいに染まるあずまや付近の木々。

遊歩道を歩いて、大聖院下までやってきた。

さらに遊歩道を歩く。多宝塔も紅葉に縁どられる。

木比屋谷。カメラマンが数人。

おなじく木比屋谷。カメラマンのみなさんは、この鹿がいいポジションに動くのをじっと待っておられたようです。

大元公園の紅葉は、まだ少し早い感じ。でもきれいでした。

大元公園で身支度をすませ、前峠に向かって歩き出した・・・、直後、すぐ右側に分岐する尾根へと続く道に誘われているような気がする。今日は谷道を通ると夫には言ってあるが、何かあってもきっと尾根道も探してくれるだろう(笑)。そこで誘われるままその道に入り、尾根道経由で前峠山を目指すことにした。前峠山尾根道は、このときの記憶をたどると、シダ藪と急登で楽ではないが、もともと前峠から前峠山を往復するつもりでいたのだから、時間的にはあまり変わらないだろう。

最初はしっかりとした道で歩きやすかった登山道が、次第にシダに覆われ、踏み跡になってきた。

前峠山へはもっと北側から入る道があると、確か以前に母から聞いた気がするが、いま通っているのは、主尾根から東側に派生する尾根だ。

主尾根の北端にある249mピークが谷を隔てて右側に見えている。

やがて、等高線は閉じていないけれど体には感じるピークを過ぎた。樹木に覆われて周囲は見えなかったが、おそらくそこで主尾根と合流したのだろう。

その先で登山道に大岩が現れ、その上に乗って振り返ってみると・・・、

ちゃんと249mピークに続く主尾根に乗っている。ここからは尾根をはずさず登っていくだけ。

左側を見下ろすと、大元公園コースの富士岩がこんな形で見えていてびっくり!

またまた大岩。右側を進む。

駒ガ林の岸壁がよく見える。ただ朝は超逆光。

登山道の両側に岩が現れるようになり、小コブに乗る。前峠山山頂が見えてきた。

またまた大岩。ここも右側を登る。写真ではわかりにくいけれど、傾斜はとてもきつい。

さらにこの急登。

岩を縫うようにして、山頂に到着。標識はない。

山頂南側の大岩へ踏み跡があり、乗ってみると、岩船岳や三ツ丸子や先峠山がよく見えた。

山頂から、まずは手前に見えている焼山を目指し、いったん鞍部(前峠)に下る。上の方はとても急な下り。

前峠山谷道の分岐を左に見送ると、すぐに前峠に至る(写真)。

前峠から焼山へは急な登り返し。

焼山にも駒ガ林と同じような岸壁がある。これを左に見て登っていく。

上部へ行くに連れ、大きな岩がゴロゴロと現れてくる。

焼山山頂に到着。ここまで誰にも出会わなかった。

初めてここに登ったときは、ネット上には母の古いお仲間の記録(文章のみ)が1件あるだけで、その簡単な記述と母の話を合わせ参考にして登ったものだ。それがいまではここもたくさんの人に知られてきて、驚いたことに今日は外国人の男性が、ここでじっと海を眺めていた。

上の写真の宮島の中心部を拡大するとこんな感じ。大鳥居、五重塔、千畳閣、そして厳島神社と、主だった観光対象をすべて見下ろせる。

間近に見る駒ガ林の大岸壁。

こちらはさっき登ってきた前峠山(右から左へ登ってきた)。

大江山〜三つ丸子〜先峠山の稜線。

駒ガ林と弥山を目指して、いったん鞍部へ下る。

鞍部から尾根通しで登り帰し、駒ガ林にやって来た。向こうに502mピークが見えている。

遊歩道に下り、仁王門跡鞍部を経て、御山神社への分岐を入る。1週間前はとてもきれいだったのでしょうね。

まだ鮮やかな木々もあり。

いつも突き抜けて清澄な御山神社。ここでランチ&コーヒー。

この神社は裏口も素敵なのです。

今日は弥山本堂の下から大日堂経由で弥山に登った。

山頂はこの通りの大賑わい。

山頂展望台から下山路を眺める。右のピークが獅子岩、そこから榧谷鞍部に下って、榧谷ピーク(左)から博打尾へ下りる予定。

瞑想する鹿を横目に、弥山本堂に下り、お参りをすませて獅子岩へ。

旧道を通って獅子岩に到着。

三ツ石の尾根を経て、榧谷鞍部でロープウェー駅をくぐると、ウリハダカエデのトンネルを通る。

榧谷ピークに登り返したところで島の南側の展望と別れ、博打尾に向けて下る。右側に包ガ浦を見下ろし、海の向こうに広島市街を見る。

今日は302mピークを通る道を下りた。急な下りがシダに隠れて、歩きにくい。

大鳥居を見下ろす。

博打尾手前で遊歩道と合流。左手後方にこんな眺め。奥から、前峠山、駒ガ林、弥山。今日はこのピークをすべて歩いてきたので、いつもの宮島に増して充実感が大きい。

博打尾を過ぎ、紅葉谷公園に下山する途中で、下ってきた尾根を眺める。

ウリハダカエデを見上げつつ、中尾橋に下る。そして早朝とは一転、とんでもない人波を縫うようにして紅葉谷公園を抜け、桟橋へ戻った。


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